部屋のスタイルを考慮してインテリア雑貨を選んでいますか?
インテリアコーディネートに絶対的な正解はありませんので、自分自身が満足し、楽しめることがいちばんです。
とはいえコーディネートの基本を知らないと、統一感に欠けたまとまりのない部屋になってしまう可能性もあるので、各スタイル・テイストの特徴くらいは押さえておきましょう。
一方で、インテリア雑貨には「こんな雑貨はOK・NG」といった基本ルールがあまり存在せず、結果的に
お店で見て気に入ったものを衝動買いして、すぐに飽きてしまう
という方も多いのではないかと思います。そこで今回は、トレンドに合わせたインテリア雑貨をテーマに、
部屋のスタイルにマッチしたインテリア雑貨にはどのようなものがあるの?
という点にフォーカスして、インテリア雑貨の具体的な選び方をコーディネートスタイル別に解説します。
過去記事「▼【2020年版】インテリアスタイル別・人気コーディネートはこれだ」でご紹介したように、コーディネートスタイルにはトレンドがありますので、
コーディネートスタイルに合わせた雑貨選び
を念頭に、ご自分のお部屋の空間演出を楽しむようにしましょう。
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インテリア雑貨は、定番の小物やクッション、観葉植物、アートパネル、照明器具と、様々なアイテム・種類がありますが、雑貨の購入ポイントが
空間のトータルコーディネートを考えて商品を決める
というケースは意外と少ないかもしれません。
店頭で「これ可愛いな」とフィーリングで購入したものの、実際に置いてみたら部屋の雰囲気に合わない、存在感がない(逆にありすぎる)、そんな失敗の経験が誰しも一度はあるのではないでしょうか。
インテリア雑貨には
実用性・機能性よりも視覚的な楽しさ
という役割がありますので、雑貨のレイアウトを楽しめればそれに越したことはありません。ただ、
不足しているエッセンスを補うためにコーディネートに雑貨を活用
することは、インテリア上級者が実際に使っているテクニックのひとつです。例えば、
・アクセントとなる色味が不足している
・クールな空間にナチュラルさを追加したい
・温かみを追加したいので照明器具をプラス
・ナチュラルさにモダンなテイストを加えたい
などなど。これらの目的を明確にしてアイテムを探すようにすれば、インテリアコーディネートに華を添える、飽きの来ないインテリア雑貨を選ぶことができるでしょう。
現在のコーディネートスタイルを明確にし、現状の悩みや課題を洗い出し、その問題を解消できるインテリア雑貨にはどのようなものがあるのか?をしっかり把握しておくのが雑貨選びの基礎と言えます。
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それでは実際に、
コーディネートスタイル別にマッチングの良いインテリア雑貨の種類
について見て行きたいと思います。
近頃はモダンスタイルや都会派アーバンスタイルなどのスタイリッシュなコーデが人気ですが、定番のナチュラルスタイルやクラシックスタイルなども含めてご紹介します。
ナチュラルスタイルに合うインテリア雑貨
明るい色調のフローリングや木製家具で、安らぎや落ち着きを演出するナチュラルスタイルは、観葉植物などのグリーンを増やしたり、気持ちを落ち着けるブルーを追加することで、視覚的にもリラックス効果を高めることができます。
大きめのパキラやツピタンサスなどの植物を配置しても良いですし、ソファなど家具の色にグリーンを使用している場合、小型のガジュマルやサンスベリアなどに留めておくと良いでしょう。
木製オブジェや陶器類ともマッチングが良い一方で、アイアンやガラス製品など人工素材のものは数が多いと違和感が出てしまいます。特に花瓶などは選ぶ素材に注意しましょう。
モダンスタイルに合うインテリア雑貨
ナチュラルスタイルとは反対に、金属やガラスのオブジェなどが良く似合うのがモダンスタイルのインテリアです。個性的なデザインのオブジェやアートパネル、アルファベットの形がモチーフの花瓶など、多彩なデザインのインテリア雑貨と相性が良いスタイルでもあります。
モダンスタイルでも、ナチュラルモダンやスタイリッシュモダンなどでも、煩雑さや生活感を打ち消すオシャレな空間作りという観点では、こまごました雑貨を複数配置するのではなく、存在感やインパクトのあるものを要所要所に配置した方が効果的です。
過去記事「▼洋書がインテリアの一部に!本棚・ラックのディスプレイテクニック」もぜひ参考にしてみてください。
クラシックスタイルに合うインテリア雑貨
クラシックスタイルでは、なんと言ってもアンティーク雑貨を使ったクラシカルな雰囲気の演出が効果的。年代物のアンティーク雑貨は高額のため揃えるのは難しいかもしれませんが、高見えするグラスやポットなどの食器類、アンティーク風のフロアランプ、デコラティブな置き時計など定番アイテムを上手に取り入れてみてください。
ほかに、装飾で縁取られたフォトフレームやオーナメント、縁にレリーフが施された鏡などもクラシックスタイルによく合います。逆に、明るめの色味の木製雑貨などはチープ感が出やすくマッチングが悪いので、避けた方が良いでしょう。
深みのある色調が特徴のクラシックスタイルはどうしても部屋が暗めになり、閉塞感が生まれやすいです。そんな時は観葉植物などグリーンを配置すると、その暗さを視覚的に和らげてくれます。
アーバンスタイルに合うインテリア雑貨
先進的で都会的なアーバンスタイルは、スタイリッシュかつ、大人の空間を視覚的に感じさせることがポイント。生活感を抑えることが重要なので、雑貨類のアイテムを増やしすぎるとごちゃついた印象が強まり、逆効果になってしまう点は注意が必要です。
ガラスやクロームメッキといった人工素材を中心にした家具をレイアウトするため、同様の素材のモチーフやオブジェ、アーティスティックなフォトパネルやインテリア洋書などが良く似合います。配色は、モノトーンや寒色系カラーがベースとなりますが、反対色の植物などのグリーンを1点だけアクセントとして用いるのもオシャレ度の高いコーデ手法です。
いかがでしたでしょうか? インテリア雑貨にもコーディネートのトレンドに合わせて多彩な選択肢がありますので、基本を押さえつつ自分なりのアレンジで「いつまでもいたい空間」作りにチャレンジしてみてください。
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