書斎は大人の遊び場?ワンランク上のインテリアを目指そう
書斎という言葉には大人のイメージがありますね。本を読んだり、書き物をしたりする、いわゆる知性的な活動をする場所である書斎は、いわば大人の遊び部屋。せっかく書斎を作るなら、落ち着いてゆっくりと読書に集中したり、思索に耽ったりできるインテリアに設えたいものです。
書斎というと、革張りの椅子に重厚なデスク、さらに背表紙が揃った全集物や大判の美術書などが並べられたラグジュアリー感あふれる本棚……といったダンディな空間の印象を持つ方も多かったと思います。もっとも、
最近はスタイリッシュでクールなモダンインテリアの書斎が人気。
モダンスタイルなら今の一般的な住宅の部屋でも取り入れやすいですし家具のチョイスもバリエーションが豊富。自分に合った書斎のコーデをしていきたい方にもおすすめなんです。
これからご紹介するモダンスタイルの書斎コーデは大切な本を傷めず、掃除がしやすいなどの利便性も高いんですよ。こちらの記事では、書斎のインテリアコーデの提案や、ひと手間で一気に書斎がモダンになる工夫などをお伝えしていきます。
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スタイリッシュな書斎を実現するモダンスタイルのインテリア
モダンスタイルのインテリアは内装もそうですが、シンプルなデザインの家具を選ぶことが第一歩。
書斎の本棚も余計な装飾がない機能的なものを選びましょう。
書斎というと造りつけの本棚が憧れですが、ハイタイプの薄型の突っ張りラックやセミオーダーのシステム家具も色々あります。モダンスタイルなら無駄な装飾はいらないので、ニーズに合う本棚がきっと見つかります。
その他に、間仕切りにも使えるオープンタイプのブックシェルフはインテリア性も高いため置くだけでオシャレな空間に。蔵書や小物を自由にディスプレイする楽しみがあります。
でも、モダンスタイルのインテリアを目指すなら、本を収納する時にちょっと注意していただいたい点が……。
本棚に本をぎゅうぎゅうに詰め込んでしまうとモダンな空間というよりただの収納庫になってしまいます。なので、
充分に余白をとって本を並べるようにしましょう。
また、ごちゃつきは大敵。収納ボックスなどを上手に使ってすっきり見せることを心がけましょう。
蔵書が多く、めいっぱい本を詰め込みたい場合は、扉付きの書庫を採用するのがおすすめ。扉付きの場合、扉を閉めればいつでも部屋がすっきり片付いた印象になりますし、掃除が簡単な上、紫外線や埃から大切な本を守ってくれる点も。
大人の書斎におすすめのカラーコーディネート
《軽やかにクールなナチュラルモダン》
ナチュラルモダンなら、クールな中にも軽やかさとあたたかみを感じられる書斎になります。ブックシェルフやデスクは、木の色を生かしたダークブラウンからベージュまでのワントーンを基調にしてみましょう。デスクや椅子のフレームをメタリックなものにすればよりクールな味わいに、また、小物に色を持ってきてもしっくりなじみ、落ち着きがあって居心地のいい書斎を作ることができます。休日をゆっくり過ごすのにぴったりの書斎ですね。
《スタイリッシュでクールなモノトーンコーデ》
スタイリッシュでクールな書斎を目指すなら、黒、白、グレーといったモノトーンで、本棚やデスク、椅子などの家具を揃えましょう。素材感も合わせることができれば、統一感を演出できます。また、床の色を黒やダークな色味にすれば落ち着きと安定感をだし、白にすると清潔感とスタイリッシュさが際立ちます。床材を変えるのが難しい場合は、カーペットやラグなどを利用するのもいいでしょう。
過去記事「▼インテリアにおけるスタイリッシュの定義とコーディネートへの活用法」では、スタイリッシュなインテリアについてさらに詳しくご紹介しています。
書斎をクールにまとめるためのアイデア
全集やシリーズはともかく、本のサイズはさまざまですし、それぞれ装丁が違うために背表紙の色やフォントもバラバラ……。そのため、扉のない本棚に並べると、どうしてもごちゃごちゃしてしまい、シンプルでクールなインテリアにはなりにくいんです。そこで、
クールな書斎にコーデするなら、本にお揃いのカバーをかけるのがおすすめ。
カバーをかけるとタイトルが分からなくなってしまうのでは?と懸念されるかもしれませんが、透明なカバーをかけて、背表紙だけ印字した紙を挟んだり、書名もプリンターで打ち出したオリジナルのブックカバーを作ったりすれば中身が分からないといったことにはなりません。
いちいち書名を打ち込むのはちょっと手間がかかりますが、蔵書の目録作りの一環として、一週間で数冊ずつ取り組んでみてはいかがでしょう?何より、
カバーをかけた本を本棚に並べると、すっきりオシャレな雰囲気に。
本の高さが違っていても統一感が出るために、インテリア性が損なわれません。
そして、先にご紹介した扉付きの本棚と同じように、埃や紫外線から本を守ってくれる効果も。何度も読み返すうちについつい汚れてしまうことの多い本もカバーをかければ安心。透明なカバーもUVカット効果のあるものもありますよ。
さらに本以外には
メタリックやアクリルなどの素材が使われた小物を置くことで部屋がよりモダンな雰囲気になる
ので、デスクライトやペーパーウェイトなどの小物類をそういった素材のもので揃えてみてもいいでしょう。
いかがでしたか。
生活感を表に出さないクールなモダンスタイルのルールは書斎にも適用されます。書類やファイル類などは同じシリーズのもので揃えたり、ボックスに収納して隠すなど、雑多な雰囲気を出してしまうものは上手にカバーしましょう。
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