example 趣味や仕事がはかどる書斎インテリアのコーディネート実例

趣味や仕事がはかどる書斎インテリアのコーディネート実例1

自宅をオフィス空間に変える機能的な書斎コーディネート

主に仕事をしたり、読書をしたりする専用の部屋「書斎」。
近年では、一家の大黒柱の趣味専用の部屋という側面もありますが、家族で共有するパソコンやプリンターが置いてある唯一の部屋であったり、家の中でも唯一1人で過ごす専用スペースであったりと、その用途は多岐に渡ります。

とはいえ、間取り的に書斎を設けれる住まいは決して多いわけではなく、その広さも6~8畳ほどの普通の部屋から、ほんの1~2畳のスペースまでさまざまな間取りがあり、家具の配置という点でも、

その広さに応じて必要なものを配置する

という考えがベースになる傾向にあります。

もちろん、本来は使用目的に応じて機能性を考慮した家具の配置やコーディネートが望ましいのですが、その点は実情に即した形で自由にレイアウトを楽しむことが重要。特に定番的なコーディネートやレイアウトがあるわけではありませんので、

自由に自分好みのアレンジが楽しめる空間

としてはもちろん、他の部屋のコーディネートの練習スペースとしても活用できるかもしれません。

今回は、そんな自由空間である書斎のインテリアのレイアウトやコーディネートをテーマに、オシャレで機能的、かつ居心地の良い書斎づくりのポイントをご紹介。隠れ家的スペースでもある書斎は、仕事や趣味に没頭できることはもちろん、

家の中でも唯一1人になれるリラックス空間

として機能するお部屋づくりのコツを取り上げていきます。

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新しい生活様式による自宅オフィスの需要の高まり

趣味や仕事がはかどる書斎インテリアのコーディネート実例2

昨今の住宅事情における書斎というと、普通の部屋を書斎専用とするより、ご主人の部屋という位置付けが多いようですが、やはり限られた間取りのなかでご主人専用の部屋を設けれるケースは多くなく、コーディネートという観点でも、他の部屋と比較するとその優先度はかなり低い傾向にあります。

一方、足元では新しい生活様式として、在宅勤務や自宅オフィスという需要も高まりつつあり、住居のなかでの書斎の役割が見直されつつあります。今後ますます

静かに落ち着いてデスクワークができるスペースの必要性

という点が見直されてくれば、間取り的にも書斎がマストとなり、さまざまなオシャレ空間が生み出されてくるかもしれません。

そんな書斎に求める主な機能と家具については

・デスク&チェア
・書棚キャビネット
・ディスプレイラック

などで、もちろん間取りの広さと実際の用途によって違いはありますが、物理的な広さ、限られた空間という観点では、空間全体のスペースを有効に使うことが重要であり、

壁面を積極的に使って収納スペースを多く取る

ということが必須となります。

他のお部屋ですと、背の高い家具ほど圧迫感が出たり、壁面に収納スペースを多く取ると閉塞感が出たりと、それなりにデメリットも多く出てしまいますが、書斎においてはそもそもそ絶対的なスぺースが不足するケースが多いので、逆に

その圧迫感を楽しむくらいの感覚の方がコーディネートの幅が広がる

と捉えた方が良いのです。

書斎と聞くと「ゴチャゴチャした空間」といったイメージを持つ方が多いのもこうした背景があるのかもしれませんが、好きなものに囲まれていると意外と閉塞感などは軽減され、自分好みの居心地の良い自由空間として堪能できるかもしれません。

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オフィスといっても過言ではない?!書斎コーディネート例

趣味や仕事がはかどる書斎インテリアのコーディネート実例3

これらのように、書斎のコーディネートにおいては機能性を考慮し、必要なものを効率的に配置して自分好みの自由空間に仕上げることが重要です。そのなかでも、デスクやチェア、書棚といったオフィスのような家具が、書斎インテリアの定番的なアイテムとなりますが、

・選ぶデスクやチェアのテイスト
・ディスプレイ棚を兼ねた書棚やボックスシェルフ
・こじんまりとしたインテリア雑貨

などで、自分なりのちょっとした工夫やアレンジを加え、コンパクトにまとめていくのがポイントです。

≪シックで大人な配色のナチュラルコーディネート例≫
誰でも違和感なくリラックスできる書斎インテリアの定番的スタイルが、ナチュラルテイストなインテリアコーディネート。書斎という大人の空間を考慮して、配色は全体的に深めの色味をチョイスし、観葉植物などのグリーンでメリハリを付けるのがポイント。必要最低限の収納をデスク周りに配置することで無駄な動線を作らず、コンパクトで機能的にまとめられています。

≪オシャレな屋根裏的雰囲気のモダンコーディネート例≫
必要最低限のエレメントに抑えてすっきりとした空間に仕上げたモダンテイストな書斎。キャビネットを配置せずに、壁面に追加した書棚で空間スペースを有効活用。できる限り空間にゆとりを作って抜け感を演出。空いたスペースにモダン要素を追加して、オシャレでスタイリッシュな書斎に仕上がっています。

≪スタイリッシュなアーバンテイストのコーディネート例≫
デキる男の自宅オフィスといった雰囲気のアーバンテイストな書斎。ダークな配色のデスクにメッキをあしらった白いチェアの組み合わせで、モダンなモノトーン調の空間に仕上げています。デスクライトなどでモダン要素を追加しつつも、アクセントとしてこじんまりとしたグリーンを配置すれば、さらに洗練されたスタイリッシュな書斎として演出できます。

いかがでしたでしょうか?

書斎インテリアのコーディネートは、スペースや選択肢が限られているぶん、難易度としてはリビングほど高くないかもしれませんが、空間を上手に使って機能的にコンパクトにまとめることを心掛けると、居心地のよい書斎に仕上げることがでるでしょう。

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監修者情報

家具インテリア・寝具のWEBサイト「Seiloo」「SHOPNAVI」「MyGallery」などを運営する株式会社ヘヤゴトの編集長。家具のプロとして、皆様の生活に役立つ情報を発信しております。

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