今、お使いの枕はどのような基準でお選びになりましたか。
寝心地がよく、スッキリと目覚めるなら問題はありませんが、
・寝起きは体がグキグキしている
・どんな枕でもしっくりこない
・お店では良いと感じたのに、自宅だと違和感を感じた
など、このようなお悩みを抱えているなら、枕の選び方が間違っているのかもしれません。
今回は枕の正しい選び方とメンテナンス方法を見直していきたいと思いますので、枕について学び、心地よい睡眠をとれるようにしましょう。
枕は好みで選んではいけないの?
さて、正しい枕の選び方とはどのようなことでしょうか。
枕の素材や硬さはある程度お好みのものを選ぶことになりますが、枕の大きさや高さなどは体格に合ったものを選ぶ必要があります。
過去記事「枕の高さと安眠の関係性は?高さ調整機能付き枕に注目!」でも紹介してあるように、高すぎる枕の場合は首筋に隙間ができてしまい、あごが下がりすぎて首に負担をかけ、いびきの原因にもつながります。反対に低すぎる枕の場合にはあごが上がりすぎる姿勢になってしまい、口呼吸になりがちになってしまいます。
枕の正しい高さは仰向け状態で目線がやや斜め下になる角度となり、高すぎず低すぎない高さを選ぶ必要があるのですが、敷布団やマットレスの硬さにより必要とされる枕の高さが変わってくるので、自分で確かめることは容易ではありません。
近年人気のオーダーメイド枕を作れるショップでは、体格に合った枕を作るために首や肩などを計測するので、プロに相談することにより自身の睡眠時の体について知ることができるでしょう。
枕のメンテナンス方法
毎日使う枕は、皮脂汚れなどがぎっしりと詰まっていたり、それが原因でダニの温床になっていたりします。
メンテナンスでそれらを防げますので、定期的なお手入れをしましょう。
家庭でできるメンテナンス方法は
・枕を洗う
・枕の表面をふく
・枕を干す
の3つとなりますが、あなたは枕を洗ったことはありますか。
カバーは洗っているけど枕本体は洗ったことがない方は実に多くいらっしゃいます。枕カバーをしていると枕本体の汚れはあまり気にならないかもしれませんが、こちらの「枕の黄ばみは未然に防げる?洗える枕と簡単黄ばみ対策」では洗える素材や洗い方、枕の表面をふくことについて紹介してありますのでそちらを参考にしてください。
なお、メンテナンス方法の3つめの「枕を干す」は、ダニやカビから枕を守る効果的な方法です。
枕の干し方は、
・天日干し
・陰干し
となり、ポリエステル綿やそば殻などの直射日光に当てても傷みにくい素材は天日干しし、ビーズや低反発ウレタンなどは陰干しをしましょう。また、ホコリやダニを落とすことが大切ですので、ホコリやダニが目には見えなくても、叩いたり掃除機で吸い取りましょう。
いつも使っている枕ですが、正しい枕の選び方やメンテナンス方法を知らないものだったりしますね。快適な眠りのために、自分の体に合った正しい枕を選び、定期的なメンテナンスをしましょう。