寝起きは、目覚めがよくスッキリと起きることができますか?
朝起きると首が痛い
顔がむくんでいる
そもそも、腰が痛くて仰向けで眠れない
などの症状は、実は枕が原因かもしれません。
枕の高さや硬さなどは睡眠時の姿勢に大きく関わり、ご自身の体に合っていない枕の場合には、肩こりや頭痛、いびきなどのさまざな悩みが出てきます。体に合った高さの枕を使用すると、安眠効果はもちろん、不調の緩和効果もみられることがありますので、ぜひ一度ご自身の枕が体に合ったものなのかを確かめてみましょう。
今回は、そのような自分に適した枕の高さと、高さを調整できる枕に注目してご紹介していきます。
体に合っていない高さの枕について
体格はそれぞれ異なり、そして枕は体型に合わなければ安眠できません。大柄の方と小柄な方が同じ枕を使用すれば、大柄な方にとっては「低すぎる」、小柄な方にとっては「高すぎる」と感じることでしょう。
高すぎる枕
仰向け寝の場合には枕の高さが高すぎると首筋に隙間ができ、顎を引いた状態になり、起動を圧迫させていびきの原因となります。また、頸椎や首周りの筋肉に負担がかかり、肩こり、腰痛、頭痛などの原因ともなります。
低すぎる枕
低すぎる枕も高すぎる枕と同様に、頸椎や首周りの筋肉に負担がかかるため体の不調が現れることもあります。また、後頭部が下がり顎が上がった状態になりますと口呼吸になりがちになります。
枕の無い状態
頸椎を支えられないため、頚椎や首周りに負担がかかり、顔のむくみや肩こりの原因となります。
それぞれのベストな枕の高さは異なりますので、次の項で理想的な枕の高さについて見ていきましょう。
睡眠に理想的な高さとは
さて、今お使いの枕は体に合った高さのものでしょうか。
高さを気にしたことがないという方もいらっしゃるかと思いますが、ご自身の体に合った理想的な枕の高さとは
仰向けになったとき、目線が真上よりもやや斜め下(約5度の角度)を向いている状態
となり、顎の位置は上がりすぎても下がりすぎでもいけません。
なお、枕の高さは敷き布団(マットレス)の硬さでも変わり、柔らかめの敷き布団は身体がよく沈み込みますので、硬い敷き布団と比べて枕の高さが必要になります。
また、仰向けや横向きの寝姿勢も関係しており、横向き寝の状態では肩幅に対する高さが必要となりますので、枕の形としては後頭部を乗せる中央部が低く、両サイドが高めな立体的なものが理想的といえます。枕の幅は、左右に寝返りをしても頭が落ちないような、自分の頭が3つ並ぶくらいが目安となります。
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高さ調整ができる枕で安眠しよう
枕の専門店では体に合った枕を作れますが、高さ調整機能が付いた枕なら、オーダー枕のような自分の体に合ったものを作れるんですよ。
・調節シートなど2層3層構造の枕
・中材の出し入れ可能な枕
・エアバッグ付きの枕
など、これらを組み合わせたものなど、ご自身のお好みの高さに調節することが可能です。中材はポリエステルの粒わたやポリエチレンパイプが多く、自宅で洗濯することもできる商品があります。
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睡眠にはご自身の体にあった枕がとても大切です。寝姿勢と枕の高さを変えることにより、体の不調が回復したり安眠できるようになったりと、良い効果を発揮することがありますので、体の不調が気になる方や睡眠にお悩みの方、そして新たに購入をご検討の方は、ぜひ一度ご自身にあった枕の高さを調べてみましょう。