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絶対失敗したくない!インテリアコーディネートを考慮したソファ選び

家具の中でも大きな存在のソファは、部屋の主役となるアイテム。部屋の広さに対してソファのサイズが大きかった、インパクトがありすぎて他のインテリアと馴染めなかったなど、ソファの購入を失敗している人は思いの外、多いものです。ですので、今回は失敗しないため、インテリアコーディネートの観点からのソファ選びをご紹介します。

 

ソファの色はメインカラーやアクセントカラーにしよう

インテリアの要となるソファの色は、空間に与える印象を大きく変える大切なポイントとなります。小さめの部屋にソファを配置する場合には、ベースカラーに近い違和感のない色を選びましょう。アイボリー系やライドブラウンなどのカラーは部屋に馴染みやすく、ソファをあまり強調させないため、部屋に広がりを感じさせることができます。

反対に、十分な広さを確保した部屋に大きなサイズのソファをレイアウトするなら、ソファの色はドアや家具のメインカラーやアクセントカラーをおすすめします。壁や床のベースカラーに対して大きな家具で色味を加えることで、部屋全体にメリハリができバランスがよくなり、メインアイテムとしてより一層強調されるでしょう。

もっとも、ソファで室内の印象にメリハリをつけたい場合にはダークカラーを、落ち着いた印象の室内にしたい場合は彩度の低めなカラーを選ぶことにより他のインテリアとしっくりと馴染むでしょう。

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ソファのサイズはどうやって選べばいいの?

ソファのサイズは「幅、奥行き、高さ」の3つが基本的に表記されています。
ソファのサイズを決めるには用途や設置場所のスペースだけでなく、動線のバランスを考慮することがコーディネートのポイントです。過去記事「▼憧れの大きいソファ!部屋の広さから考えるソファのサイズについて」でも紹介してあるように、部屋の広さに対してソファのサイズが大きい場合には動線を確保しにくく、歩くスペースが狭くなってしまうこともありますので、ソファ周辺のスペースがどれだけ必要か考慮しましょう。

ローテーブルやサイドテーブルをコーディネートする場合には、そのスペースも把握する必要がありますので、くれぐれもインテリアショップで気に入ったから即購入することは控えましょう。なお、店舗でのイメージは往々にして部屋に入れると大きく感じてしまいますので、ご注意くださいね。

ソファの幅について

・1人掛け:幅600mm~1000mm
・2人掛け:幅1100mm~1600mm
・2.5人掛け:幅1800mm~1900mm
・3人掛け:幅2000mm~2200mm

ソファの幅はこのようにサイズカテゴリに分類されており、ソファのサイズを選ぶうえでの目安となります。ですが、この「〇人掛け」の表記は、あくまでも「〇人用」という意味ではなく、ソファの幅を基準としての大きさの目安なので、3人用だから3人しか座れないというわけではありません。

なお、着座した時の空間はゆったり感じられるものとコンパクトなものがあります。これは座面の幅が大きく関係するもので、1人分の座面の標準幅は600mm~700mmですが、ゆったり座れるタイプは800mm以上あります。来客のためのソファなどは座面の幅が広いものを選ぶとよいでしょう。

ソファの奥行きについて

ソファの奥行きは750mmから900mmを超えるものまでありますが、生活動線に大きく関わりますので用途と部屋の大きさに応じて選ぶと良いでしょう。座面の奥行きが深ければ、ゆったりと腰をかけてくつろぐことができますが、設置場所にスペースを要してしまうために広い空間が必要です。

反対に座面の奥行きが浅ければ、椅子に腰かけるように座るイメージとなり、設置場所もコンパクトとなり生活動線を確保しやすくなります。

なお、座るだけでなくゴロンと寝転がって使用したい方もいらっしゃいますが、ソファで横になるには座面の奥行き50mm以上のものを選びましょう。日本人男性の平均的な肩幅は46cm前後となりますので、肩がはみ出ないような肩幅よりひと回り大きな座面の奥行きを選びましょう。

また、体形により奥行きの深さにより座り心地は変わってきます。奥行きの深いものですと小柄な人にとっては背もたれに背中がつかなかったり、足が床につかなかったりしますので、クッションを活用して調節するといいでしょう。

ソファの高さについて

ソファの高さは部屋の空間の広がりに大きく関係しますので、全体の高さと座面高を考えて選びましょう。ロータイプの脚が低いものや背もたれの高さが低いものは空間を広く見せる効果があり、反対に全体の高さがあるものは空間を仕切れるため、リビングダイニングのような仕切りのない部屋に空間を分けることができます。

また、ソファには座面の低いローソファ(フロアソファ)や、背もたれが高く頭部を支えるハイバックソファなどがあり、それぞれメリットが異なります。

 

なお、インテリアのコーディネートから考えるソファのサイズは、

部屋に主役となるソファをお探しなら幅が広いタイプ
コンパクトで小さな部屋にも置け、圧迫感を軽減し空間を広く感じられるソファをお探しなら幅が狭いタイプ

をおすすめします。

 

ソファの形とスタイルについて

絶対失敗したくない!インテリアコーディネートを考慮したソファ選び2

ソファの形状は

・2人掛けなどのスタンダードなタイプ
・座面の一部の奥行きが深くなり足を伸ばして座れるカウチソファ
・組み合わせてL字にレイアウトできるコーナーソファ
・背もたれが倒れるリクライニングソファ
・ベッドのようにフラットになるソファベッド

などがあります。

そして、

・脚の有無
・肘掛けの有無
・座面の高さ
・背もたれの高さ

などにより、さまざまなスタイルのソファがあります。

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よいソファ選びのポイント

いかかでしたでしょうか。
コーディネートをするうえで、ソファのサイズや形状、色により部屋に与える印象は大きく変わってきます。まずはどのような部屋にしたいかをイメージして、ソファを選んでみましょう。

 

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