実際に使ってみないと分からないソファベッドの使用感
“一人暮らしの強い味方”というイメージのあるソファベッド。
ソファベッドの特徴やメリットデメリットについては、過去記事「▼失敗しないソファベッド選びとコーディネートのコツ」でも取り上げてきましたが、実際に使ってみて初めて分かるメリットやデメリットについては、意外と詳しい部分までは把握していないことが多い傾向にあります。
特に一人暮らしの方にニーズの高いソファベッドですが、そのソファベッドに求める最大の機能は、やはりスペースの問題。限られた部屋の広さや空間のなかで、
ソファも置きたい・ベッドも置きたい
となりますと、やはりソファベッドという選択肢も含めて考慮する必要があります。
ただ、実際の使用レビューなどを見る限り、ソファベッドのイメージは省スペースによって得られるメリットより、
ベッドより劣る寝心地や使用感の悪さ
といったデメリットも多く目立つところ。
そこで今回は、実際に使ってみて初めて分かるソファベッドのリアルなメリット・デメリット二フォーカスして、実のところソファベッドってどうなの?という部分を紐解いていきたいと思います。
ソファベッドに限りませんが、プロダクトの良し悪しは実際にしばらく使ってみて初めて分かることが多いのも事実、買って使ってみて
「思っていたのとなんか違うな~」
と思うことは決して珍しいことではありません。
今回の記事では、ソファベッドの使用感にスポットを当てて、実際に使ったうえでのメリットやデメリットについてご紹介していきたいと思います。
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生活感を抑えコーディネートの幅が広がるメリット
ソファベッドのメリットについては、一般的に「狭いスペースを有効活用できる」といった点が挙げらますが、実際にソファベッドの上に敷くマットレスや布団の収納場所が必要になったりで、余計にスペースが取られてしまうという声もあるようです。
もちろん、ソファベッドにはソファという機能もありますので
布団の敷きっぱなしはソファの機能が失われてしまう
うえ、衛生面でもあまり良いことではありませんので、布団の収納場所を確保する必要があります。ただ、それさえ確保できれば、普段はソファとしての役割を担う重要なコーディネートアイテムとなりますので、
お部屋の雰囲気に合わせたソファ選びができる
という点はメリットかもしれません。
また、一人暮らしなどの寝室がない間取りの場合、どうしても視覚的にベッドや布団などの寝具が見えてしまうので、生活感が出やすいという傾向にありますが、ソファベッドの場合、就寝時以外は寝具が見えない状態となりますので、
生活感を抑えることでコーディネートの幅が広がる
というメリットも大きいのです。
特に限られた空間でもインテリアコーディネートを楽しみたい!という方にとっては、省スペースのメリット以上に重視したいポイントであり、
・生活感を抑えた清潔感のあるモダンな空間に仕上げる
・ビンテージ調家具を中心としたレトロスタイルに仕上げる
といったコーディネートしやすくなります。
狭い部屋でも楽しめるインテリアコーディネートのポイントについては、下記記事も合わせてご参照ください。
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意外と重い本体と面倒な布団の扱い・汚れ対策
次にデメリットについて見てみましょう。
ソファベッドについては、ソファであってベッドでもある反面、
ソファでもなくベッドでもない
という見方もできますので、ソファとしての座り心地はイマイチ、ベッドとしての寝心地もイマイチ・・・という可能性もあります。もちろん、製品によって作りやクオリティはマチマチではありますが、1台2役を実現するため機能を一部簡素化している場合もあります。
また製品の構造上、致し方ない部分ではありますが、
・リクライニングの兼ね合いでベッドスプリングの数を減らしている
・リクライニングなどの可動部分が金属のため、ソファ自体の重量が重い
という傾向にもありますので、その点も使ってみて気づくこと、配置してみて分かるデメリットとして認識しておく必要があります。
また、ソファベッドのデメリットとしてよく挙げられる点に
・布団の収納場所の確保
・寝心地の悪さ
・ソファベッド自体の耐久性
・ソファベッドの清潔感
などがありますが、ソファベッドに敷く布団の収納場所においては、座面下の収納スペースに収めることができますし、寝心地の悪さはマットレスなどで、ある程度カバーできることもあります。特に敷き布団やマットレスにおいては、こまめな洗濯ができないため不衛生というイメージが先行してしまいがちですが、最近では
ソファベッド専用敷き布団
という便利なアイテムも販売されておりますので、自宅洗いはもちろんのこと、定期的な買い替えによって、清潔感や衛生面はクリアできるでしょう。
ソファベッド自体の耐久性においては、製品クオリティに依存する部分ではありますので、それなり安価な個体ほどへたりやすく、耐久性も期待ができないと思いますが、一方で
「使い捨て」と割り切って定期的に買い換える
という考え方もできますので、コスパ面ではデメリットになるかもしれませんが、デメリットの部分は考えているほど解決できない問題という訳でもないかもしれません。
これから一人暮らしを始められる方やソファベッドの購入を検討されている方は、どの点は妥協できて、どの点は譲れないというポイント・ポイントを押さえておくことで、ソファベッドの機能を最大限活用することができるようになります。
使ってみないと意外と見えないメリット・デメリットをしっかりと理解したうえで製品選びをするようにしましょう。
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