black_table コーデが難しい黒サイドテーブルをリビングに取り入れるテクニック

コーデが難しい黒サイドテーブルをリビングに取り入れるテクニック

黒い家具やメタリックな質感でまとめた生活感のないモノトーンが流行っていた頃もありましたが、今はナチュラルでモダンなインテリアが人気を博しており、威圧感やスタイリッシュさが強調される黒い家具は敬遠される風潮があるようです。黒い家具は木目を生かすようなナチュラルモダン系のインテリアではコーデが難しいと思われている側面も。

ですが、黒い家具は使いようによっては、ナチュラルなインテリアを引き締めてくれるアクセントになったり、ひとつひとつの家具の主張が強くてバラバラになってしまいがちなネオヴィンテージのインテリアに統一感を出すときに役立ってくれるんです。

黒いチェストやテーブルは面積が広く、失敗すると重さが前面に出てしまいますが、サイドテーブルなら気軽にブラックカラーの良いところを取り入れられて、上級者のようなコーデが楽しめます。

インテリアにスタイリッシュさをプラスしてくれる黒いサイドテーブルを使ったリビングのコーディネート、ぜひ参考にしてみてください。

 

黒いサイドテーブルはインテリアにスパイスを与えてくれる

黒というと、モノトーンでまとめた都会的でクールなインテリアに使う場合と、無難だからという理由で使われているパターンがありました。たとえば、男性の部屋のインテリアというと黒が定番的に選ばれていたことも。ですが今はナチュラル志向が高まり、男前なインテリアでもウッディな木目やシンプルでナチュラルなものが人気。実はそんなナチュラルなインテリアにも黒を程よく取り入れると、とても良く映えるんです。

たとえばウォームブラウンやベージュのソファを黒いサイドテーブルと組み合わせると、洗練された印象に。
面積の広いファブリック類、ラグやカーテンがナチュラルな色味の部屋に黒いサイドテーブルを置くと、アクセントとなって奥行きが生まれます。

また、ナチュラルな天然木を活かした家具でコーデしている場合、木材の種類がバラバラだとチグハグな印象になってしまいがち。そんな時に、あえて異質な質感の黒いサイドテーブルを置くことで、バランスが取れて、色や材質が違う木目の家具が調和するんです。

そして、木材ばかりでナチュラルになりすぎ野暮ったくなってしまったコーデに適度なエッジを効かせてスタイリッシュにしてくれるのも黒の強さ。サイドテーブルはその役目にうってつけです。

さらに、ホワイト系の床材や壁、カーテンやソファがホワイト、といったホワイトコーデのインテリアに黒いサイドテーブルを組み合わせると、非常にシックでエレガントになります。色の分量的にサイドテーブルだと黒が足りない場合はクッションやキャンドルスタンド、ウォールアートなどの小物で黒の分量を調節してみましょう。

カラフルなインテリアの場合も、黒いサイドテーブルを使うことでポップになりすぎず大人っぽい雰囲気も仕込めます。

黒は和のインテリアとも相性が良いので、和モダンのコーデに使うのもおすすめ。座卓をメインにしたリビング、チェストなどは民芸家具で揃えたほうがおさまりがいいですが、ダイニングとの連携ができるサイドテーブルは重宝しますし、黒いものを置くとモダンな雰囲気を出せるのでおすすめです。

 

黒いサイドテーブルを上手に活用する方法

コーデが難しい黒サイドテーブルをリビングに取り入れるテクニック02

インテリアのアクセントになればとサイドテーブルを入手したけど、実際部屋においてみたら浮いてしまってるし、馴染まない。という場合は、テーブルトップにクロスを敷くことで印象を変えることができます。その場合、インテリアの基調としている色味とあわせる、ラグやカーテン、ソファの色を取り入れるなどがおすすめ。

また、黒い部分が、脚や天板のフレームのみで、ガラストップや木材を組み合わせたデザインのサイドテーブルなら、黒い色の引き締め効果はそのまま、ナチュラルな木材との相性もよく取り入れやすいはず。

さらに、デザイン性の高い黒いサイドテーブルは、ソファと同シリーズで揃えたサイドテーブルやリビングボードのアクセントとして併用しても素敵です。その場合、思い切ってオブジェのようなサイドテーブルを選んでみましょう。

たとえば、「アイリーン・グレイ」という女性デザイナーの「ADJUSTABLE TABLE E1027」は時代を超えた名品。クラシックなのに都会的な独特な形が特徴ですが、ブラック塗装仕上げのものならさらにさりげない印象に。どんな家具ともマッチしてくれます。

また、黒という色は落ち着きを感じさせますので、デコラティブでオブジェのような大胆なデザインでも奇抜になりすぎません。「カルテル」のスツールは補助的な椅子としても使えますが、サイドテーブルとしても使えます。ユーモラスな「ニョメス」シリーズや「コロナ」「ピラストロ」など置くだけでオシャレな空間を演出できて価格も手頃なのでおすすめ。サイドテーブルとしても、補助椅子としても活躍してくれることでしょう。

 

黒いサイドテーブルのリビングコーデまとめ

いかがでしたか?黒いサイドテーブルは抜群にスタイリッシュな空間演出ができるのでリビングのインテリアに何か足りない、アクセントを出したいというときにはぜひ活用してみていただきたいもの。

・淡い色のインテリアを引き締めるのに役立つ
・異素材のバランスをとることができる
・カラフルなインテリアのアクセントになる
・和モダンにも合う
・ガラスの天板など黒の分量を調節する
・オブジェ的なデコラティブなものも奇抜になり過ぎない

ぜひ作りたいリビングの方向性に合わせて、黒いサイドテーブル活用してみてください。

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