アンティークにはスタイルがあるの?
家族が集まるリビングはオシャレで品のある空間にしたいものですね。重厚感あふれる装飾の施された家具や曲線が魅力的な猫脚家具など、アンティーク家具は現代のデザインにはない魅力がたくさん。
ご自宅のリビングをアンティークスタイルにしたいとあこがれをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
リビングをアンティークスタイルすると言っても、はじめから全ての家具をアンティーク調でそろえる必要はありません。アンティーク調の家具をひとつレイアウトするだけでも部屋の印象大きくは変わります。そこで今回は、アンティーク調のサイドテーブルに着目。サイドテーブルはダイニングテーブルセットや飾り棚などの大型家具と違い、大きさの点でも価格の点でも取り入れやすいため、インテリアのスタイルを変化させるときにおすすめです。今回は、サイドテーブルからリビングをアンティークスタイルに変化させるポイントをご紹介していきます。
アンティークとひと言に表しても、アンティークにはさまざまなスタイルがあります。一般的な種類としては
・英国アンティークスタイル
・フレンチアンティーク
・北欧ヴィンテージ
・アメリカンアンティーク・ヴィンテージ
・アメリカンアンティーク・インダストリアル
などがあります。ぞれぞれテイストが異なりますので、お好みのスタイルを見つけておくと家具のセレクトがしやすくなります。
予算があり、かつ良い出会いがあれば、本物のアンティークを狙ってもいいですし、アンティーク調のサイドテーブルならかなり手頃に見つかります。その場合でも自分の求めているアンティークのスタイルがはっきりしていれば、いつか本物のアンティークを手に入れた時もマッチさせることができます。
アンティーク調のサイドテーブルの選び方
好みのアンティークスタイルがはっきりしたら、それに合うサイドテーブルを探していくことになりますが、この時のポイントとして、お目当てのスタイルであることはもちろん、使用目的を考えておきます。
サイドテーブルの使用目的はライフスタイルや他の家具との兼ね合いでも変わってきます。
・ソファ横の飾り台として活用するなら、装飾が施された収納のないサイドテーブル
・壁付けの飾り台として活用するなら、コンソールタイプのアンティークサイドテーブル
・収納力が必要ならチェストタイプのサイドテーブル
・リビングの片隅に置き作業台としても活用するなら、少し大きめなサイドテーブル
など、用途に応じてサイドテーブルの形状やサイズを選びましょう。
また、サイドテーブルの代用となる家具を選ぶのもおすすめです。日本のインテリアにはあまり馴染みのない大小のテーブルが入れ子式に重なるネストテーブルなら、いつもは部屋の隅の飾り台として活用し、来客時や大皿料理などでテーブルが必要なときにはサイドテーブルの代わりに使用することができます。
アンティークな部屋を作るコツ
サイドテーブルが決まったら、家具のレイアウトを考えていくのも楽しいものです。リビングのインテリアはどうしてもテレビやソファを中心にレイアウトすることが多いのですが、ソファの飾り台としてサイドテーブルを活用するならソファと壁に隠れてしまうようなレイアウトではなく、あえて、テーブルを通路側に配置するなどすると、アンティークスタイルのサイドテーブルを活かすことができます。また、みんなの視線が集まるテレビ台のそばにいつも脇役のサイドテーブルを置くことで主役にするなど。
このように、サイドテーブルを上手に活用することで、リビングをアンティークスタイルに近づけていくことができます。
また、過去記事「▼アンティーク家具を使わずとも雰囲気が出せるアンティークコーデ」でも紹介しているように、小物使いでさらにアンティーク感を高めましょう。
内装に手を加えたり、アンティーク家具を増やさなくても、サイドテーブルに合うレースの上にアンティークの食器などを置いたり、レトロな雑貨を置くことで、その年代を感じられる雰囲気を作れます。
家具の中にひとつ、アンティークやアンティーク調のサイドテーブルがあるだけでリビングの印象は変えていけるので、ぜひお気に入りのサイドテーブルを見つけてくださいね。