意外と悩むオシャレなインテリア掛け時計の選び方
時計は時間を確認するための必需品。
壁掛け時計や置き時計などの部屋の中の時計は、生活に欠かせないだけでなく、コーディネート次第で
アート作品のようにインテリアのアクセント
になってくれるのです。
壁掛け時計はデッドスペースになりがちの壁を活用でき、利便性の点でもインテリアコーディネートの点でもおすすめのアイテム。
とはいうものの、必要だからという理由でインテリアスタイルのことを深く考えずに選んだものを、いざ壁に掛けてみると
・時計の質感、文字盤のデザインが他の家具と合わなくて浮いてしまった。
・時計を飾った部分だけ、なんだか生活感が出てしまった。
など、コーディネート上の失敗が起きてしまうこともあります。
機能面で優れた掛け時計であっても、こだわりのインテリアであればあるほど、場合によっては時計のメカニカルな部分だけが悪目立ちしてしまうんですよね。せっかくコーディネートするなら、やはり
インテリアのスタイルに合った時計を選ぶ
ことが重要です。
この記事では、インテリア時計を選ぶうえで重要なポイントや、スタイル別のおすすめの時計のデザインなどを解説していきますので、お悩み解決に役立てば幸いです。
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選択要素はデザイン・機能・価格帯
インテリア時計の選び方は、先ほどもお伝えしたように「インテリアのスタイルに合うもの」を選ぶことが大切なのはいうまでもありませんが、単なるインテリアのアイテムとしてだけではなく
・正確な時刻を知る
・アラームなどの時報の役目
など時計としての機能面も大切ですね。
そこで、まずはインテリア時計を選ぶときに失敗しない重要なポイントについて解説していきます。
時計を選ぶポイントは
・デザイン
・機能
・価格帯
の3つです。順に説明していきます。
どんなデザインのインテリア時計を選べばいいのか
インテリアのスタイルに追従させるのがセオリー。レイアウトする場所によって置き時計か壁掛け時計かは決まってくるので、サイズはその場所に応じた大きさを選び、最後に文字盤や針のデザイン、色など、インテリアのスタイルにマッチしたものを絞り込んでいきましょう。各インテリアスタイルにおすすめのデザインについては、次項の「スタイル別に選ぶ壁アートとしての掛け時計」にて紹介します。
インテリア時計を選ぶときに知っておきたい機能
時計にどんな機能を求めるのかは、“デザイン重視”か“機能重視”で変わってきます。たとえばデザイン重視なら、文字盤の数字は省略したものや、秒針のないデザインも多く見受けられます。ただ、これらの時計で正確な時刻を把握するのは難しいでしょう。何時何分何秒まできっちり知りたい場合は、短針長針だけでなく秒針があるものを選びましょう。
機能重視なら時報やアラーム機能、カレンダーや温湿度機能があると便利ですね。夜間など暗い部屋で時刻を確認したい場合には、LEDライト付きのものや夜光塗料を使っているものなど、暗所での視認性が高いものがおすすめです。
インテリア時計の価格帯
ネットショップなどでは、オシャレなデザインのものでも2千円前後で購入できます。
世界的な建築家デザイナーであるアルネ・ヤコブセンの壁掛け時計の正規品が5万円ほどしますが、リプロダクト品だと2万円程度で購入できます。日本を代表するプロダクトデザイナー・渡辺力によるLemnos(レムノス)は1万円前後で購入できます。
また、高級感・優雅さにおいて別格の振り子時計や置き時計であれば250万円を超えるものもありますが、廉価版では5万円を切るような価格帯のものあります。
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スタイル別に選ぶ壁アートとしての掛け時計
時計を選ぶ基本的な要素についてお伝えしましたが、ここでは壁のアートにもなるような、スタイル別のインテリアにマッチするデザイン性の高い時計の選び方をお伝えしていきます。
シンプルモダン、アーバンモダンにおすすめの壁掛け時計
シンプルモダンやアーバンモダンなどのシンプルなインテリアに合う壁掛け時計は、文字盤と針の機能美がしっくりくる場合も多いため、選択肢がたくさんあります。また、だからこそ差が付く部分でもあります。
インテリアがシンプルであれば、ごくシンプルな丸型の時計でもオシャレに決まりますが、アートとしての掛け時計を選ぶなら、アクリル板を使ったデジタル表示だけが壁に浮いて見えるものや、文字盤がなく針だけのものなど、オブジェのような時計はいかがでしょうか。
レトロモダン、ヴィンテージなどにおすすめの壁掛け時計
昔ながらの丸いデザインの時計で、文字盤や針のデザインに凝っているものなどもおすすめです。昔の駅舎や学校にあったような機能美を優先した時計らしい時計が、かえって洒落て見えるのもこのスタイル。
さまざまなテイストが混在していても成立してしまう懐の深いインテリアスタイルなので、自分の感性で選んでみましょう。ただし、あまり派手なものを選んでしまうと、他の存在感のある家具とバッティングしてしまう場合もあるので、配色や素材にルールを決めて選ぶのがおすすめ。
アンティークスタイルにおすすめの壁掛け時計
アンティークスタイルのインテリア時計を選ぶ場合は、どの様式のアンティークスタイルなのかが重要です。ロココ調を意識した白い猫足の家具、シックで木の風合いを生かしたヴィクトリアン調など、アンティークのスタイルはさまざま。
まずは、家具の色やファブリックの色と時計の色を合わせること。そして、時計の持つメカニカルなイメージはスチームパンクなどの一部の例外を除いて、一般的なアンティークスタイルにはマッチしない場合がほとんどなので、文字盤の書体や針のデザインを遊び心のあるものにしましょう。
さらにアート性を高めるなら、ロココ調なら蔦や花、動物や天使などのレリーフに、装飾された針、文字盤もローマ数字のものなどのものを選べば、お部屋の気品をさらに高めることができます。
八角形などの時計自体の形状がクラシックな時計はオーク調の深い色合いのアンティーク家具によくなじみます。振り子時計で、いわゆる「おじいさんの古時計」のようなクラシックなデザインのものを選んでみてもいいですね。
アジアンモダンのインテリアにおすすめの壁掛け時計
ナチュラル感やエキゾチックな魅力を大事にしているアジアンリゾートは、タイムレスな時間を大切にしたい方が選ぶことの多いインテリア。この場合には、木彫りの文字盤の時計がマッチします。壁に飾られた彫刻と思いきや時計だったという存在感は、生活に根差したアートそのものですね。
和モダン
粋でデザイン性の和の高い小物で統一したい和モダンなら、文字盤に天然木を使ったもの、漆器の技術を生かした時計や、漢数字を使ったものなど、ちょっとエッジのきいた時計を選んでみてはいかがでしょう。部屋のインテリアを引き立てる実用性のあるアート作品という観点で和の雰囲気を盛り上げてみましょう。
シックなスタイルのインテリアにおすすめの壁掛け時計
質感のこだわり品格のあるアイテムでまとめたいモダンクラシックなどのインテリアならば、文字盤と針のバランスの美しさを打ち出したシンプルな壁掛け時計はもちろんのこと、先鋭的なデザインの機械式時計を検討してみては?デザインも洗練されていて技術と感性が融合した芸術作品そのものの振り子時計ならば上質な空間を演出してくれます。
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いかがでしたか? スマホを持つのが当たり前になり、時刻の確認はそれで充分と考える方もいるようですが、お部屋のスタイルに合わせたオシャレなインテリア時計を選んでみてはいかがでしょうか。