人気の北欧スタイルインテリアの作り方の基礎
一時のブームこそ落ち着いたものの、依然としてインテリアコーディネートの定番で人気が高い「北欧スタイル」。
その呼び名に明確な定義こそありませんが、スウェーデンやノルウェー、デンマーク、フィンランドといった北欧諸国のコーディネートスタイルを踏襲したインテリアは、日本の「和」の雰囲気とも良くマッチし、
・良いものを末永く
・慎ましく控えめ
・シンプルなこだわり
といった日本人のマインドと相通ずる点も、北欧スタイルが末永く愛されている背景にあるかもしれません。
北欧スタイルのインテリアの特徴は
・天然素材の家具を中心に温かみのある演出
・末永く使うことを前提としたシンプルなデザインの家具
・ベージュやグリーンなどの色調で部屋をまとめる
・鮮やかな色調でアクセントを付けて明るく見せる
など、デザイン以上に機能性を重視しつつも、
しっかりと空間全体のコーディネートが考慮されている
という点が挙げられます。
北欧スタイルのインテリアに仕上げるためには、この基本的な特徴を把握したうえで、脱線しない程度に自分ならではのアレンジを加えていく、と覚えておくと良いでしょう。
今回は、北欧スタイルのコーディネートにフォーカスし、家具の配置やオシャレなコーディネートのテクニックをご紹介していきます。北欧スタイルの真意を理解して、北欧の人々の生活スタイルを体験してみましょう!
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北欧風インテリアをオシャレに仕上げる3つのポイント
リビング・ダイニングを北欧スタイルに仕上げるにあたり、コーディネートが初めての方は
どのような家具を揃えればいいの?
という疑問が浮かぶのではないかと思います。家具の種類は他のスタイルと同様にダイニングテーブル・チェア(ダイニングセット)、リビングテーブル、ソファなどがあり、選び方のポイントは、過去記事でも何度か取り上げています。
【北欧家具の選び方に関する記事】
・北欧ならではのナチュラルさが際立つ北欧ダイニングセットの特徴
・北欧スタイルのテレビボードを使った暖かみ重視のコーディネート例
・サイドテーブルとカウチソファで目指せ!北欧スタイル
リビング・ダイニングでは、ダイニングテーブルやソファが占める割合が大きく、与えるインパクトも大きいので、
自然素材の木製家具などを取り入れることが基本
となり、ソファの張地の色味もアースカラーで統一するのが前提です。ただし、木目の色調とグリーンなどのアースカラーのみでは、部屋の色調が単調になってしまうので、物足りなさを感じた時は
1.クッションや壁のアートパネルに柄物を使う
2.幾何学模様などのラグ・マットをテーブルの下に敷く
3.赤やピンクなどの鮮やかな色彩のアイテムを置く
というエッセンスを加えてみると、一気に北欧らしさが膨らみます。また、
暖色系の照明を増やすことで
部屋が醸し出す温かみが増すので、柔らかい光をもたらすシェードタイプのフロアライトやトーチ型の間接照明などは北欧のリビング・ダイニングらしい演出に一役買ってくれます。予算に余裕があるようなら、ぜひ北欧風フロアライトも取り入れてみてください。
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テクニック満載!みんなの北欧スタイルコーディネート実例
北欧スタイルのコーディネートでは、家具を取り揃えるのは比較的簡単でも、カラーリングを北欧風にまとめるのが難しい場合があります。というのも、フローリングや壁紙といった簡単に変えられない内装の問題が絡んでくるからです。
暗めのトーンでまとめたいのにフローリングの色が明るい……
壁紙が真っ白で、ダークブラウンの家具との相性が悪い……
などなど、そんな時にちょっとした小技として活用できるのが、
大型のブランケットやラグ
です。ラグは部屋全体の色調バランスを変えたい・整えたい場合に重宝するコーディネートアイテム。
ブランケットは柄のない単色のものを選び、使わない時はソファの背もたれに掛けておけば色調のバランスを変えてくれ、インテリアとしても効果を発揮。ソファで横になる時の掛け布団にもなるので、実用性も兼ね備えている優れものです。
今回は、そんな小技も含め、みなさんが投稿してくれた自慢の北欧スタイルコーディネートをご紹介します。間取りにあわせた独自の工夫やアイデアが満載の北欧スタイル実例をぜひ参考にしてみてください。
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