リビングテーブルが与えるリビング全体の印象を考えよう
リビングに置く家具の中で、ソファに次いで主役級の存在感を放つリビングテーブル。
そんなリビングテーブルの天板素材により、部屋の印象に変化をもたらすことができるのをご存じでしょうか。
たとえば、白でコーディネートした部屋に、パイン材などの明るい色の木製テーブルを配置すると、それだけで木の温もりが広がり、リビング全体がナチュラルな雰囲気になります。反対に黒いツヤのあるテーブルを配置すると、部屋全体を引き締めクールな印象になります。このように
天板の素材は部屋全体の雰囲気を変えるのに便利なアイテム
なので、大きな模様替えをしなくてもリビングテーブルを変えるだけで、ガラッと印象を変えることができるんです。
さほど広くないリビングにソファとテーブルを置いたら視覚的に窮屈な印象になってしまった場合には、ガラスやアクリルなどの天板が透けた素材のテーブルであれば、視線の抜けを感じさせ、圧迫感を抑え、部屋を広く見せることができるのです。
もちろん、どんなテーブルにしても、その下に敷くラグの色柄がコーデスタイルに大きく影響しますので、テーブルを映えさせるようなラグを選びましょう。過去記事「▼ダイニングテーブルの存在が引き立つテーブル下のオシャレなラグ・マット」はダイニングテーブルについて紹介していますが、テーブルを際立たせるコツの参考になりますので、ぜひお読みください。
リビングテーブルの主な天板素材とコーデスタイル
リビングテーブルの天板素材により、部屋全体の雰囲気を変える効果はお分かりいただけたと思います。
ここでは天板素材の主な種類と素材別のおすすめコーデスタイルを紹介していきます。
《テーブル天板の主な素材》
・木材
・ガラス
・人工大理石
テーブル天板の素材といえばやはり木材ですが、ひと言に木材といって木材の種類も豊富で、それぞれ色味が違うため与える印象も異なります。明るい色味のオークやパインなどはナチュラルスタイルやカントリースタイルで使われており、ウォールナットやチークなどは重厚感があり、クラッシックスタイルやアンティークスタイルに用いられています。
そして、ガラスや人工大理石の天板はどちらも洗練したイメージを与えるため、高級感を感じさせます。ガラス天板のテーブルにおいては、組み合わせるフレームや脚部の素材により色々なスタイルにマッチするため便利なアイテムと言えるでしょう。
天板素材別おすすめのコーデスタイル
《木材》
・ナチュラルスタイル
・北欧スタイル
・クラッシックスタイル
・アンティークスタイル
・カントリースタイル など
《ガラス》
・シンプルスタイル
・スタイリッシュスタイル
・アーバンスタイル
・クラッシックスタイル
・アンティークスタイル など
《人工大理石》
・エレガントスタイル
・イタリアンスタイル
・フレンチスタイル
・ナチュラルスタイル
・北欧スタイル など
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同じスタイルでテイストを変えるのに適したアイテム
さて、統一感のあるお部屋に飽きてしまったときなど、コーディネートに変化をもたらしたいときには、ガラス天板のリビングテーブルはいかがでしょうか。
先ほどもお伝えしたように、どんなスタイルにも馴染みやすいガラス天板のリビングテーブルはテイストだけを変えるのに最も適した素材。
リビングテーブルは部屋の中でも視野の中心になるアイテムであり、天板の素材や色がリビングの雰囲気を決定づけることはご存じいただけたと思いますが、天板が透き通ったガラスであれば、天板の色が部屋の印象を強調させることはないんです。
ただし、ブラックのガラステーブルはアクセントが強いため、テイストだけでなくスタイルにも影響が出ますので、テイストだけに変化を与えるアイテムとしては向いてないでしょう。
なお、ガラステーブルのフレームや脚部の素材により、テーブルのイメージは大きく異なりますので、あくまでもコーディネートスタイルに合うデザインのガラステーブルを選びましょう。
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リビングテーブルの天板の素材でガラッと変わるお部屋の印象
また、ガラス天板の他には、木材天板に金属の脚部の異素材を組み合わせたリビングテーブルもおすすめです。
天板と脚部の素材が異なることで、テーブルの印象をより流動的に見せることができるので、コーデスタイルはそのままでも、違ったテイストを表現できます。
近ごろ人気のダークカラーの木材天板にアイアン脚を組み合わせたリビングテーブルは、男前インテリアやインダストリアルスタイルにマッチするアイテムですが、ナチュラルスタイルなどにコーディネートすると、アイアン脚が部屋全体を引き締めて見せ、スタイルの印象を変えることなくテイストに変化を与えることができるのです。
ただし、アイアン脚テーブルを選ぶ際には、天板の色はもちろんのこと、アイアンの太さを確認する必要があります。フレームや脚部のアイアンが太ければ金属の威圧感が出てしまうため、テイストだけでなく、スタイル全体の印象を変化させてしまいます。
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