オシャレなダイニング空間なら料理の美味しさもアップ?!
ご自宅におけるダイニングスペースは、1日に1度は必ず使用する食事の場。誰もが気持ちよく過ごせるためにも、清潔感はもちろん、居心地の良いオシャレな空間作りを心掛けたいところです。
もちろん、「居心地の良さ」の捉え方は、人によってさまざまですが、
いつまでもそこにいたいと思える空間に仕上げる
ことで食事中における家族の会話が弾むことはもちろん、もしかすると奥様が作る料理が、普段より美味しく感じられるかもしれません・・・?、それはさておき、今回は、リビング以上に使用頻度が高いダイニングを居心地の良い空間にコーディネートする、ということをテーマに、そのポイントや近年人気のコーディネートなどをご紹介していきます。
ダイニングにおいては、間取り的にリビングダイニングなのか、ダイニングがパーテーションなどで仕切られているのかで、その見え方もコーディネートの方法も異なってきますが、昨今ではリビングダイニングの間取りが多く、コーディネートの作り方も
リビング空間のスタイルに合わせるのが主流に
なりつつあります。
例えば、
・ダイニングテーブルとリビングテーブルの色味や素材を統一
・ソファの色味とダイニングチェアの座面の色味を合わせる
といった具合に、どうしてもリビングダイニングにおけるフローリングなどのベースカラーが同じとなるので、コーディネートの選択肢が狭まってしまう傾向にありますが、
リビングとダイニングそれぞれ別の空間にいる
ということを視覚的にも分かるようにアレンジするのも、コーディネートテクニックのひとつで、フローリングの色味とは反対の補色となるラグを用いたり、テーブルやチェアの色味を変えたりと、そのアレンジ方法は多数あります。
今回は、そんなリビングにおけるオシャレな演出ポイントと、人気のコーディネートについて取り上げていきます。
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人気のコーデはシンプルなデザインとテイスト
現代社会においては、なかなか家族全員揃って毎日ダイニングで食事を取るということも少なくなってきているのかもしれませんが、ダイニングは食事を取るだけのスペースではなく、リビングと適度な間隔を取るためのスペースでもありますので、それなりに居心地の良さは考慮する必要があります。
リビングのソファにご家族の誰かが座っていると、その近くには座りたがらずにダイニングスペースで何らかの作業をしている・・・
「リビングダイニングでのあるある」ではありますが、実際にパソコン操作や書き物などは、リビングよりダイニングテーブルの方が使いやすいという側面もありますので、そうした実際の使用シーンも想定したコーディネートを心掛けたいところです。
そういう観点からも、ダイニングにおけるコーディネートにおいては、
シンプルで機能的な空間
が定番的に人気で、木目素材のナチュラルなテーブルを中心とした
・ナチュラルシンプル
・北欧ナチュラル
・ナチュラルモダン
・カジュアルシンプル
といったテイストに人気があります。
ナチュラルシンプルのダイニングコーデ
ナチュラルシンプルテイストにおいては、ソフトトーンの木目やライトブラウンなどの明るめな家具でまとめるのがポイント。空間全体に明るさを演出することで、清潔感はもちろんのこと、何らかの作業のしやすさという点もカバーできますし、リビングとのコーディネートのマッチングもしやすいという特徴があります。
北欧ナチュラルのダイニングコーデ
北欧ナチュラルにおいても基本的にはナチュラルシンプルと同様、明るいナチュラル色をふんだんに取り入れつつ、北欧ならではのデザイン性を感じるアイテムを随所に配置してコーディネートを仕上げていくイメージです。
ナチュラルモダンのダイニングコーデ
ナチュラルモダンにおいては、多少大人びた空間演出となりますが、シックで落ち着きのあるベースカラーの空間に、ナチュラル色の直線的なダイニングテーブルを配置したり、ステンレスやガラス素材などのモダン要素を盛り込んだテーブルをレイアウトすると、オシャレに仕上がります。
カジュアルシンプルのダイニングコーデ
カジュアルな雰囲気が一番落ち着く空間に仕上げられるかもしれませんが、ダイニングテーブルなどのデザイン性より機能性を重視したコーディネートで、気を使うことなくリラックスできる空間作りを目指したスタイルです。ベンチタイプのダイニングテーブルなども良くマッチするので、小さなお子様がいるご家庭に適しています。
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椅子の耐久性や掃除のしやすさなども考慮しよう
ダイニングスペースのコーディネートにおいては、過去記事「▼カウンターチェアのあるダイニングがオシャレでスタイリッシュな理由」でもご紹介しているように、ダイニングテーブル&チェア以外にも、さまざまなコーディネートアイテムがあり、そのアレンジ次第では多彩なオシャレ演出が可能です。
・カウンターチェアを配置する
・ダイニングテーブルの下にラグを敷く
・オシャレな照明器具を用いる
一方で、使用頻度の高いダイニングにおいては、ダイニングチェアが経年劣化しやすい、日々の掃除がたいへん、といったデメリットもありますので、その点も踏まえたレイアウトや製品選びが重要です。
リビングにおいては、機能性以上にデザイン性や見た目のオシャレさを重視しても良いのですが、ダイニングにおける家具選びについては、
機能性や使い勝手の部分も重視しなければなりません
ので、あまりオシャレさの演出に固執しすぎてしまうのもナンセンス。
オシャレなガラステーブルやアイアンチェアを配置したけど、冬の朝が冷たすぎて座れない・・・なんてことのないよう、年間通して使用することをイメージしたうえで商品を選ぶよう心掛けましょう。
また、近年はオープンキッチンが多く、ダイニングスペースとキッチンが一体化している間取りも多いので、レイアウト的にキッチン内が見える場合は、
キッチンインテリアとの一体感
を意識して、配色などを統一するようにすると良いでしょう。
特にダイニングやキッチン周辺は、何かと生活用品が増えやすい傾向にあり、生活感が一番でやすい空間です。
オシャレな演出=生活感を抑える
という側面もありますので、生活用品などが多いようであればキッチンキャビネットなどの収納を増やすことで、スッキリとしたダイニングに仕上げられるでしょう。もちろんキャビネとは、ダイニングテーブルやチェアとの色味やテイストを合わせるようにしましょう。
いかがでしたでしょうか?
オシャレな人気のダイニングは、以外とシンプルに仕上げることができるので、毎日の使用シーンをイメージしながら、理想のダイニングスペースに仕上げてみてください。
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