みなさんは、マットレスを購入するときにどのような基準で選んでいますか?素材、硬さ・柔らかさ、大きさなどポイントはさまざまでしょう。みなさんの中には、「自分に合うマットレスがわからない」「合わないマットレスだとどうなるの?」など疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、自分に合うマットレスの見つけ方・自己診断の仕方について解説します。
1.自分に合うマットレスを自己診断しよう
マットレスを選ぶ基準はさまざま。「自分に合うマットレスはどういった基準から選べばいいの?」と悩む方がいるのではないでしょうか。ここでは、自分に合うマットレスを自己診断するために確認するポイントについて解説します。
1-1.吸湿性・吸水性
人間は寝ている間にたくさんの汗をかいています。寝ている間に流している汗の量は、約200mlともいわれています。もし、マットレスの上に直接寝ている方がいましたら、敷きパッドやベッドシーツなどを敷くことをおすすめします。本体を洗うことは難しく、マットレスの中に汗や汚れが溜まるとカビになりやすいからです。ですから、吸湿性・吸水性については事前に確認しておくと良いでしょう。
1-2.保温性
人間は起きている間は、体温を一定に保とうという自律神経の働きがあるのですが、寝ている間は機能していません。ですから、寝ているときは「保温性」が大切になってきます。他の掛布団なども合わせて考える必要がありますが、寒い日でも人間の体温を保つことができるかということも重要なポイントでしょう。
1-3.寝具の硬さ・身体の支え方
みなさんが自分に合うマットレスを探す際に1番気になるのは、この項目ではないでしょうか。硬い方が良いのか、柔らかい方が良いのかという問題は、みなさん自身の寝る姿勢に関係します。普段からうつ伏せの姿勢で寝ている方や体重のある方は硬め、横向きで寝ている方は柔らかめ、仰向けで寝ている方は普通の硬さがおすすめです。座って確かめるだけではわかりませんので、実際に寝る姿勢を取ったり、寝返りを打ってみたりして確認しましょう。
1-4.通気性
「吸湿性・吸水性」に通じるところのある「通気性」。汗や湿気など吸湿性・吸水性に優れていても、通気性があまり良くないとマットレスの中にこもってしまいますので、適度に通気性のあるマットレスを選ぶことをおすすめします。
1-5.安定性
安定性がなく揺れやすいと、寝心地に影響を及ぼします。疲れが取れなかったり、眠りが浅かったりする可能性があるのです。ですから、簡単に揺れることのない、安定したマットレスが良いといえるでしょう。
1-6.仰向け・寝返りを試す
座るだけでは寝心地がわかりません。自分に合うマットレスを自己診断するためには、普段自分が寝ている姿勢を試してみる必要があります。仰向け・うつ伏せ・横向きなど、試してみましょう。また、寝返りも試してみることをおすすめします。寝返りがしにくいマットレスですと、寝ているときにストレスを抱えやすくなってしまいます。
2.マットレスの種類と特徴から診断しよう
2-1.ポケットコイルマットレス
コイルスプリングを1つ1つ丸い筒状の袋(ポケット)に入れて隙間なく敷き詰められたマットレスのこと。後述するボンネルコイルマットレスよりもバネの数が多いので、身体を点で支えることができるという特徴があります。身体にフィットしやすいのですが、体重が重い人は沈んでしまうかもしれません。
2-2.ボンネルコイルマットレス
コイルスプリングを1つ1つらせん状に巻いて連結させているマットレスです。ポケットコイルマットレスと比較すると硬めで、通気性が良いという特徴があります。中に隙間があるので揺れやすいと感じるかもしれません。
2-3.低反発ウレタンマットレス
身体の圧が分散され、ゆっくりと身体が沈んでいくような感覚で眠れるマットレスです。寝返りが打ちにくいですが、逆に言えばあまり身体が圧迫されず一定の姿勢で眠れるともいえます。ウレタンという素材の性質上、通気性はあまりよくありません。
2-4.高反発ウレタンマットレス
寝返りがしやすいような適度な硬さがあるマットレスです。耐久性が良いという特徴があります。こちらもウレタンという素材の性質上、通気性はあまりよくありません。また、温度によって性質が変化してしまうので、夏と冬で硬さが変化してしまいます。
3.自分に合わないマットレスを使用するデメリット
3-1.肩こりや腰痛の原因に
自分に合わないマットレスを使用すると、肩こりや腰痛の原因になります。寝る姿勢によっては、常に肩や腰に負担をかけてしまっているかもしれません。柔らかすぎると背骨が変に曲がったまま寝ていたり、硬すぎると仰向けの時に腰が反ったまま寝ていたりする可能性があります。
3-2.疲れが取れない
安定性が低く、揺れやすいマットレスの場合、深い眠りとならずに疲れが取れないことがあります。また、寝返りがしにくいと、寝返りを打つために必要以上に筋肉を使ってしまい、寝ているのに疲れてしまうということが起こる可能性があります。
3-3.アトピーやアレルギーの原因
吸湿性・吸水性や通気性の悪いマットレスの場合、カビやダニが発生しやすくアトピーやアレルギーの原因となってしまう可能性があります。
4.まとめ
さまざまな種類が販売されていますので、自分に合うマットレスを探そうと考えると悩んでしまうかもしれません。自分に合うマットレスは何か、この記事を読んで自己診断してみてください。そして、マットレスを購入する前に必ず寝心地を試してみることをおすすめします。
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