家具全般のブログ家具の本当の話:トレンド・価格・名前・メーカーの裏側まで解説 公開日:2025/03/26 最終更新日:2025/03/26

家具の本当の話:トレンド・価格・名前・メーカーの裏側まで解説
家具選び、なんとなくしていませんか?この記事では、トレンドの移り変わりから価格の仕組み、商品名のトリック、そして知られざる家具メーカーの存在まで、「家具の深層」をわかりやすく解説します。

トレンドの変化と家具の今

かつて「家具」といえば、婚礼タンスや重厚な収納家具が定番でした。しかし今では、ベッドやソファー、ダイニングテーブルといった“暮らしを楽しむ家具”が主役になっています。

この変化の背景には、住宅環境とライフスタイルの変化があります。マンションではあらかじめ収納が備え付けられ、昔ながらのタンスを置く場所がなくなってきました。また、フローリング文化が進み、畳にちゃぶ台からダイニングセットとソファーのある生活へと移り変わっています。

家具の価格はなぜこんなに違う?

同じように見えるテレビ台でも、1万円台のものと7万円台のものがあるのはなぜでしょう? 実は、価格差には明確な理由があります。

1. 定価のカラクリ

メーカーによっては「常に5割引で売れるように」高めの定価を設定していたり、逆にブランド価値を守るため、定価通りにしか販売できない仕組みにしているケースもあります。

2. 製造国による違い

家具の多くは中国や東南アジアで生産されています。一方、ヨーロッパ製の家具は輸送コストやブランド価値が上乗せされ、価格が高くなる傾向にあります。

3. デザイナーの存在

同じ素材・形状でも、有名デザイナーが関わるだけで価格は倍以上に跳ね上がることも。家具の世界でも“名前”の価値は大きいのです。

商品名に注意!家具の名前は意外とややこしい

「ハバナってソファーありますか?」という問い合わせ。実はこれ、家具業界では非常に曖昧な質問になります。

なぜなら、商品名は各メーカーが自由につけており、同じ名前のソファーが複数存在することも。また、同一商品であってもシーズンごとに名前を変えるメーカーもあるため、混乱の原因になります。

家具を特定するには「商品名」「製造メーカー名」「商品番号」の3点が揃っていることが理想です。

意外と知られていない家具メーカーの世界

「カリモク」「フランスベッド」「コクヨ」など、有名な家具メーカーもありますが、多くの人は3社以上を答えられないのが現実です。

家具業界は、数千社もの中小メーカーがひしめく世界。家電のような大手独占ではなく、デザイン勝負・品質勝負の競争が日々繰り広げられています。そのため、あまり知られていないメーカーからも、素晴らしい家具が生まれているのです。

ブランド名ではなく、商品の“中身”で選ぶ時代が来ているのかもしれません。

まとめ:家具を選ぶ目を養おう

家具は単なるモノではなく、暮らしの質を左右するパートナー。トレンド、価格、名前、メーカー…その背景を知ることで、自分に本当に合った家具選びができるようになります。

デザインや価格だけでなく、「どうしてこの値段なのか」「どこで作られたのか」「本当に欲しい機能はあるか?」といった視点を持って、じっくり家具を選んでみてください。

インテリアにもっと愛着が湧き、生活がより豊かになるはずです。

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