近頃の子供の名づけは、「オンリーワン」志向が非常に強いと聞きます。
生まれて最初の親から子への贈り物ということで、両親はもちろんおじいちゃんおばあちゃんも「特別な漢字の組み合わせで!特別な読み方で!」と張り切ってしまうようです。
入園式や入学式で先生が読めない名前が続出するというのはただのネット上の噂なのか、はたまた真実なのか?
ちなみに自分が小学生の頃、自分の名前の由来を調べるという宿題が出たことがあります。
親にたずねたら「男がふたり続いて待望の女の子が生まれたから」というものでした。
ありがちといえばありがちですが、普通の由来で普通の名前をつけてもらえてよかったなと思います。
さて、今回ご紹介したいのは個人の名前ではなく会社の名前の由来です。
「HTLワタリジャパン」という家具メーカーをご存知でしょうか。
シンガポールに本社を置く皮革ソファメーカーで、世界60か国以上に商品を出荷しており、その生産量は世界2位を誇ります。
12の国に現地法人があり、ワタリジャパンはHTLの日本法人として国内の輸入販売代理を行なっています。
ここまで読んで「HTLって何の略?」と思った方、あなたとは美味しいお酒が飲めそうです。
HTLはワタリと読みます。つまり「HTLワタリジャパン」を発声すると「ワタリ・ワタリ・ジャパン」になるのです。…というのは冗談で「ワタリジャパン」と読むのが正解です。
でも「ワタリならHじゃなくWじゃないの?」って思いますよね。私は思いました。
実はHTLを略さず表記すると「Hwa Tat Lee」となります。
本社があるシンガポールでは中国語がメジャーで、漢字では「華達利」と書きます。
この3つの漢字は中国では大変縁起の良い字とされていて、HTLはこの文字をそのまま社名に採用しました。
華:中国語の発音で「ホワ」
達:中国語の発音で「タット」
利:中国語の発音で「リー」
HTLの正しい発音は「ホワタットリー 」です。
1996年にHTLの日本法人を設立する際、ワタリジャパンの社長が「ホワタットリー は発音しづらい」と日本語に馴染みのある「ワタリ」に変更しました。
そのため、会社名は「Hwa Tat Lee」の頭文字をとっているので「HTL」なのです。
ちなみにワタリジャパン株式会社の英語表記は「Hwa Tat Lee Japan Co.,Ltd」です。
以上、ワタリがWTLじゃない理由でした。
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