7月も半ばを過ぎ、
学生さんなんかはもう夏休みに入られる頃ですね。
巷の書店は夏の文庫フェアで忙しくなります。
わたくしは角川書店が出している、
手ぬぐいブランド「かまわぬ」とコラボしたスペシャルブックカバーの
名作文庫をいつも楽しみにしております。
で、その中に坂口安吾の「堕落論」というのがございまして。
ちょうどNHKで放送している「100分de名著」という番組(すごい面白い!)でも
取り上げられていてわたくしもちょっと興味を持ちまして読んでみたんですよ。
文士が書く堕落というからには、酒に女にオーバードーズにと
そういったアレかと思いましたら、全然違うんですね。
社会的規範や時流に流され、他人や風潮が生み出した価値観に身を預けて
キレイな善人でいようとするな、
醜く、徹底的に孤独で異端とそしられようとも自分の意思を持て。
というメッセージを「堕落」という言葉に込めているんですね。
なんでこんな立派なメッセージをこんな誤解を受けそうなタイトルにしたんだ!
自分でよく考えること。
think think hard, please think harder
(糸井重里もこんな文を書いてた)
夏の一冊にぴったりかと思います。
ご興味のある方はぜひ。
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