じゅうたん・カーペットのブログ奥深い・・・ペルシャ絨毯の世界 公開日:2018/04/20 最終更新日:2020/08/06

奥深い・・・ペルシャ絨毯の世界

皆さま、絨毯についてこだわっていますか?

私は全くこだわっておりませんでした。

お部屋作りに関してこだわるのは家具・・・色は床に合わせて・・・

そんな感じでお部屋のことを考えておりました。

そんな中、あるきっかけで行われました、ペルシャ絨毯の勉強会。

これは行って勉強しなければ!ということで参加してみたところ・・・ペルシャ絨毯の奥深いこと。

まださわりのちょびっとしか学んでいない私ですが、ここでお話しさせてもらいたいと思います。

 

まずペルシャ絨毯とは何か?

ペルシャ絨毯は、文字通りペルシャ(現イラン)で生産される絨毯の総称です。

しかし、ペルシャ絨毯と一言に言っても、実はその生産地によって細かく分けることができるんです!

タブリーズ、イスファハン、クム、ギャッベ等々・・・その産地によって個性も分かれてきます。

使われる素材は主にウール(羊毛)とシルク。基本はウールのものが多いです。

しっかり熟練の織り子さんが作り上げた高級な絨毯は、100年以上もの間使用することができます。

絨毯の販売会に行くと、「え?これが絨毯??? 絵画じゃないの???」と言いたくなるような絨毯も。

こういった絨毯は絵画と同じく芸術品。額に入れて飾るようなものもあります。

何年物年月をかけて作られる絨毯の中には、製作から50年以上経つ「オールド」というものがあり、

その価格は1000万円を超えることも・・・

 

実は私、勉強会で実際に972万円もする絨毯に触ってきました!

遠くから眺めても吸い込まれるような柄や、その裏面を見たときの織り目のきめ細かさ!

絨毯に全く詳しくない私でも「これすごいなあ・・・」と思うほどの逸品でした!

この絨毯です!

 

 

写真だと分かり辛いでしょうか・・・実際に触れてみると、もうなめらかな触り心地で、

ずっと触っていたくなるような絨毯でした!

これ以外には10万円~100万円台の商品まで詳しく見ていますが、

高級な商品は裏の織り目がとてつもなく細かい!

話しを聞くと、数センチ角に数万回織り込まれているようなものもあるとのこと。

気が遠くなりそうなほどの工程数をもって織られるペルシャ絨毯は、

2500人の織り子さんを擁する工場でも1年に500枚程度しか生産できなかったりするのだとか。

972万円のあの絨毯は、複数人で織ることで柄にブレが出ることを避けるため、

熟練の織り子さんが一人で3年間もかけて織ったのだそう。

一人の人間が3年間・・・そりゃあ972万でも安いくらいですわ(実際、仕入れる人の腕次第では1000万円を軽く超えるそう・・・

商売の世界は怖い)

 

奥深さが分かってきた絨毯の世界・・・

また新しい事を勉強したら、ここで報告致します!

 

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