意外と柔軟性の高いダイニングセットの組み合わせ
ひと口にダイニングセットと言ってもその種類はいくつかあります。そのままセットで購入するのも良いのですが、テーブルとチェアをそれぞれ自分の好みで選ぶことで、個性のある空間演出が可能です。
どのような組み合わせがあるか、コーディネートの一例をご紹介しますので、ぜひダイニングセット選びの参考にしてみてください。
茶系で統一
一般的なダイニングセットとされる木材を基調としたテイストです。どのような組み合わせでも、カフェ風ダイニングを実現できます。
・明るい色のテーブル×暗めの色のチェア
・同系色のテーブル×チェア
・暗めの色のテーブル×明るい色のチェア
などがおすすめ。チェアのクッションや座面の布生地の色は季節や気分に合わせて変えてみてもGOOD。
モノトーンで統一
モノトーンといえば黒・白。この2色で統一したスタイリッシュなテイストです。モノトーンでは、ソファやベンチが用いられる場合は少ないため、チェアを選びましょう。
・黒の木材テーブル×白のステンレスチェア
・白の大理石風テーブル×黒のステンレスチェア
・黒のガラステーブル×黒の木材チェア
比較的、男性的なシャープな印象になるので、あたたかい雰囲気を出すならラグなどで色味を調整してみてください。
カラフル調
テーブルはシンプルな木材色を用いれば、椅子はどのようなタイプでもおしゃれに組み合わせることができます。
床の色は他の家具の色にもよりますが、大枠の色味だけそろえれば、比較的すっきりと見えます。
・素材の組み合わせは自由
・色の組み合わせは自由
・デザインの組み合わせは自由
ところで、ダイニングセットのセール品の中で、セット外れ品という品物を見かけたことはありませんか?
価格が非常に抑えられており、お買い得感のあるセット外れ品。上手に使うとダイニングのコーディネートのコストを抑えることができ、余ったコストは他のインテリアに充てることができます。「セット外れ」とはどのようなものなのか、次のコーナーで解説していきますね。
▼関連記事
アウトレットを活用したオシャレなダイニングテーブルコーデ
俗にいう「セット外れ」が起きやすいのも特徴
セット外れとは、ダイニングセットとして、テーブルとチェアがセットとして売られていたけれど、テーブルのみが売れてしまいチェアが残ってしまう、あるいはチェアのみが売れてテーブルが余ってしまった商品のことです。
この「セット外れ」品は
セットではなくなってしまっている
ので、非常にお買い得な価格となっています。セットの時には手が出なかった憧れのダイニングセットのチェアがあったとすると、テーブルは別のもので代用することになりますが、チェアは格安で手に入れられるんです。
最近では、前項でご紹介したように、インテリアにこだわりがあり、お仕着せのコーディネートではなく、自分好みのダイニングコーディネートをするお客様が多い傾向にあります。そのため、ダイニングセットとして販売していた家具で、俗にいう「セット外れ」となるダイニングテーブルやチェアが増えてきたのです。
「セット外れ」ときくと、売れ残り的でマイナスなイメージが強いですが、そんなことはありません。もちろん、セット外れ品は、セットとしては不完全ですが、テーブル単体、チェア単体として見れば、品物としてはマイナスな部分はないのです。
そのため、たとえば、今使っているダイニングセット
・テーブルの天板だけ傷ついてしまったので買い替える
・雰囲気を変えるためにチェアだけ購入したい
このような要望が生まれた時に、「セット外れ」の品物が上手くはまれば非常にお買い得といえます。
また、中古で見つけてきた定番のダイニングセットの椅子の状態が悪くても、セット外れを根気強く探していたら、新品のチェアが見つかるということもあり得ます。
「セット外れ」のメリット・デメリットをいくつかあげてみました。
《メリット》
・単品で購入できるので椅子1脚から選べる
・セット外れ品ということで格安で手に入れられる
・組み合わせによってより個性的な空間が作れる
《デメリット》
・セットではなくなってしまっている
・テーブルとチェアの組み合わせで悩む
このように、それぞれメリット・デメリットはあります。自分の性格や予算に合わせて、ダイニングセットで購入するかセット外れにするかを選んでみてはいかがでしょうか?
▼関連記事
使用頻度の高いダイニングチェアはアウトレットセールを活用すべし
原材料の高騰や流行などさまざまな要因の影響を受けやすい
ダイニングセットのセット外れ品は、お客様がテーブルのみ、チェアのみを希望することが多くなったために増えているだけではありません。
普通のSALE品は
「人気がなく、余ったものだから」
「決算時期だから」
「新しい商品が出るから」
などの理由でSALEになることが多いのですが、ダイニングセットのセット外れ品が出回る時には、とある理由があります。
中でも「原材料の高騰」と「流行」は大きな要因。
ダイニングセットに最も多く使われるのが木材です。木材は自然環境や伐採状況、流行などのさまざまな影響で、価格に変化がおきたり、場合によっては、ワシントン条約などで、輸出入が禁止となる場合もあります。
手に入りにくくなったことで原材料の高騰が起きると、メーカーにおいての定番商品、人気のデザインでも、もともとの木材から別の木材に変更になるなどのマイナーチェンジが起きることがあります。無垢材を使った天板のダイニングセットは原材料の価格の影響を特に受けやすいといえます。
商品を見に来たお客様が、ダイニングセットの椅子だけ、テーブルだけと単品のみをお買い上げになったとしても、人気の定番商品なら、次に生産されたテーブルや椅子と完成されたセットを作ることができ、セット外れ品にはなりません。ですが、原材料の高騰で、使用する木材が変更となったり、商品自体が廃盤になってしまうとそういうわけにはいかず、「セット外れ品」が出来てしまうことになります。
また、流行が変わって商品が廃盤になったり、商品仕様が変更になったりした場合も同じことが起きます。このような理由から「セット外れ品」は、原材料の高騰や流行に深い影響を受けているのです。
いかがでしたか。シーズンが変わったり、年度が変わったりする時には、「セット外れ品」が出やすくなりますので、ねらい目。ぜひ、アウトレットセールをチェックしてみてくださいね。
▼関連記事
諦めるのは早い?!アウトレットセールのフル活用で妥協なき家具選び