size_compare マットレスのサイズ選びと比較・体験方法について

お部屋のレイアウトは搬入も考慮してサイズを選ぼう

先のページでは、マットレスの機能的特長や素材の種類などによる違いなどをご紹介いたしましたが(※睡眠の質にこだわるマットレスの選び方)、このページではマットレスのサイズ選びと比較方法についてご紹介します。

一般的に、マットレスはベッドサイズと異なることはないので、必然的に選ぶマットレスのサイズも決まってきてしまいますが、新たにベッドを購入する際には、サイズ選びで間違えることのないよう気をつけたいところ。
もちろん、ベッドサイズも重要ですが、配置するお部屋のレイアウトなども考慮したうえでサイズを決めないと、実際にベッドを置いたら部屋一杯になってしまったり、ドアが閉まらなくなってしまったりすることが往々にありますので、しっかりとお部屋とレイアウトの採寸したうえで、実物をショールームで試すようにしましょう。

マットレスサイズは使用用途を決めてぴったりサイズを!

ベッドサイズはJIS 規格で決められており、それに合わせた形でマットレスの寸法についても規定があります(クイーンサイズ・キングサイズは規定がありません)。ただし、プラス50mm~マイナス30mm は公差として認められておりますので、各ベッドメーカーによって上記範囲内で大きさに違いがあります。ベッドの大きさを決める最大の要因は、「一人で寝るか?二人で寝るか?もしくはそれ以上か?」となりますので、例えば夫婦ご一緒に1 つのベッドに入るのにシングルサイズを選ぶには無理がありますし、一人で寝るのにキングサイズを選ぶというケースも稀だと思いますので、まずは使用用途を明確にしたうえで、サイズ選びをするようにしましょう。

なお、ベッドサイズは一般的に下記のようなものがあります。

シングル 幅950mm 前後
ワイドシングル 幅1,100mm 前後
セミダブル 幅1,200mm 前後
ダブル 幅1,400mm 前後
クイーン 幅1,700mm 前後
キング 幅1,900mm 前後
ワイドキング 幅2,200mm~

※各メーカーによって多少異なります。

上記それぞれサイズで、縦の長さは同じ1,900mm~2,000mm となりますが、長身の方向けにロングサイズ(2,050mm~2,100mm)がラインナップされている場合があります。

シングルやダブルなど、各サイズごとで概ね20cm~25cm 刻みとなっているので、お手元に30cm の定規があれば大よそのサイズ感は計れるのではないかと思いますが、例えば「ダブル」と聞くとシングルの2 倍というイメージをお持ちになりやすいのですが、上記寸法のように全く異なる点は注意が必要です。シングルの2 倍(つまりシングルサイズを2 つ並べたサイズ)はキングサイズであり、ダブルサイズはセミシングルを2つ並べても(幅1,600mm 前後)それ以下ということになります。用途的には、セミダブルまでは一人用として捉えた方が無難で、ダブルサイズと言えど二人でお休みになるには少々狭く、必要最低限の幅程度で認識された方が良いでしょう。

もちろん大きなサイズのベッドほど広々と使えて、寝返りを打っても落下する心配はありませんが、大きなベッドほど家の中への搬入が難しくなってきますので、特に細長い3 階建ての一戸建てなど、搬入間口や階段が狭い場合などは、購入の前に販売スタッフなどに相談するようにしましょう。

マットレス選びは必ず横になって色々と比較しよう!

販売店や展示会などでベッドを見に行っても、周りの視線などを意識してベッドに横になることに抵抗を感じてしまう方も多いかもしれません。展示されているベッドを試すといっても、この先何年と使い続けるマットレスをわずか数分で判断するのは難しいのですが、それでもご自身に合うマットレスを選ぶには、最低限横になって感触を試したり、寝返りを打ってみたりして様々な動きに反応するマットレスを肌で感じる必要があります。しかし実際のところ、販売店スタッフに「どうぞ土足のまま横になってください。」とオススメしても、お客様の多くは二人顔を合わせ、恐る恐るベッドをプニプニと押してみるか、それとも軽く腰を掛けて「はぁ、いいですね・・・」と曖昧に答える程度にとどめることが多く、あまりお試しにならずに購入に至ってしまう傾向にあります。

展示されているベッドの大半は、土足で横になってもいいように、透明な脚乗せカバーがご用意されておりますし、スカートをはいた女性の方にも体験していただけるように、膝掛けなども用意されていますので、必要に応じて販売店スタッフに申し付けると良いでしょう。マットレスに腰を掛けても、腰を掛ける場所は実際にお休みになる際に横になる場所ではないので、マットレスの本来の機能や良さを体験するには至りません。お世辞にも決して安いとは言えないベッドやマットレスを購入するせっかくの機会ですので、じっくりと横になって色々なマットレスを比較してみると良いでしょう。

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