学習デスクの購入は小学校に入学するタイミングに合わせて、とお考えの方は多いと思います。多くのメーカーがさまざまな学習デスクを販売しており、お店に行くと目移りしてしまいますね。
学習デスクは、何年も使うものです。購入に失敗してしまうと、お子さんも親御さんも残念な気持ちになってしまいます。当記事では、学習デスクの人気&おすすめのメーカーや、お子さんに合う学習デスクの選び方を解説します。
学習デスク・勉強机で子どもの学習意欲アップ!
デスク周りの環境は、学習意欲にも影響します。まず何よりも、片付いていること。学習に必要ないものをしまえるよう、引き出しがある学習デスクがおすすめです。
学習デスクの上に漫画本やゲーム機があっては、勉強に集中するどころではありません。片付いたデスクと散らかったデスクでは、子どもの集中力に明確な差が出ることは、アメリカのプリンストン大学の研究でも明らかにされています。
勉強をはじめる前にデスクの上をきれいに片付けられるように、お子さんの持ち物に合わせて収納を選ぶと良いでしょう。
長く快適に使える!学習デスク選びのポイント
学習デスクは、一度購入すると学生時代の数年間、さらに社会人になってからも使い続ける人もいます。長く使うものは、飽きのこない、丈夫で快適に使えるものを選びたいですよね。ここでは、学習デスクの選び方のポイントを解説していきます。
デザイン性
学習デスクを使う本人が気に入るデザインであることは大前提ですが、人の好みは年齢や考え方、周囲の環境によって変化します。小学校に入学するタイミングで学習デスクを購入すると、キャラクターがデザインされていたり、かわいい装飾が施されているものを選んでしまいがちです。長く使うことを想定している場合は、大人になっても使えるデザインかどうかを基準にすると良いでしょう。デスクを子ども部屋ではなくリビングに置く場合は、シンプルであるほどリビングになじみ、ほかのインテリアの邪魔をしません。
高校生や大学生、社会人になっても使えるシンプルなデザインのデスクなら、自分でアレンジを加えても良いでしょう。ホームセンターや100円ショップで手に入る材料を使って、カスタマイズするのも楽しいですよ。「小学生のあいだはかわいいデスクを使わせてあげたい」とお考えなら、きれいにはがせるタイプのデコシールやシートもあります。
天板のサイズ
天板のサイズは、とても重要です。お子さんが幼いうちはそれほど支障を感じないかもしれませんが、成長するにつれて体が大きくなり、デスクの上に広げる教科書や参考書、ノートや辞典も増えていきます。
デスクは天板が大きめのものを選びましょう。幅100cm、奥行60cmくらいが一般的で、教科書やノートを広げても十分なサイズです。
ただ、昨今は子ども部屋ではなくリビングに学習デスクを置く家庭も増えています。ご家庭によっては、このサイズではリビングが狭く感じるかもしれません。家のどこにデスクを置くか、部屋の大きさはどのくらいか、どのくらいのスペースを消費するのかなどをシミュレーションして、お子さんに合うデスクを購入しましょう。
机・椅子の高さの調整機能
机と椅子は、高さを変更できる調節機能付きのものをおすすめします。
自分の体のサイズと机や椅子の高さが合わないと、学習に集中できません。成長期に無理のある姿勢をとり続けることは、体の成長にも害を及ぼすといわれています。
猫背になってしまうと肺に十分な酸素を取り込めず、脳へ送られる酸素も減少します。そのため、正しい姿勢を保てる椅子が重要になります。小さい頃は座面を高くして、背が伸びるにつれて低くしていきます。お子さん自身でちょうど良い高さに調節できる椅子がおすすめです。
収納力
学習デスクには、収納力も必要です。教科書やノートはじめ、辞典、参考資料、学校から配られるプリント、ファイルなど、学年が上がるにつれて学校関連のものが増えていきます。塾や習いごとをしている場合は、それらの教材や道具も収納しなければなりません。
学習デスクやその周辺の収納場所は、大きく分けて
- 書棚
- 上棚
- 机下
があります。
それぞれに何がしまってあるか、お子さんが小さいうちはラベリングすると、整理整頓がしやすくなります。
引き出しは、デスク本体と一体型のものと、デスクから独立したサイドワゴンタイプがあります。サイドワゴンのタイプを選ぶときは、キャスター付きのものが便利です。どちらを選ぶにせよ、実際に触ってみて引き出しやすいものを選びましょう。
書棚は、独立していて配置が自由に変えられるものが多いです。どこに置けば教科書などを取り出しやすいか、いろいろな配置を試してみると良いでしょう。
上棚は、天板の上に乗せる棚のことです。上棚が大きすぎると圧迫感が出てしまいますが、適度な高さの上棚は、よく使う教科書やノートの収納に最適です。
組み合わせの自由さ
最近の学習デスクは、机と引き出し、書棚がそれぞれ独立していて、自由に組み合わせられるタイプが多く、スペースを有効活用できます。「資料が増えたから収納場所を入れ替えたい」「ここにこれを置きたい!」という希望もかなえられます。
デスク本体だけをリビングに置いて、書棚は子ども部屋に置いたまま、普通の本棚として使用するといった使い方も可能です。そのときの状況に応じて組み替えられるので、より長く使えます。
素材
学習デスクは、使われている素材や加工の仕方によって色や硬さが違います。
よく使われる素材を一覧にしたので参考にしてください。
素材 | |
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ウォールナット |
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オーク |
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タモ |
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アルダー |
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加工 | |
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集成材 |
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突板 |
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無垢材 |
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配置する場所
子どもの学習意欲・集中力は、学習デスクを配置する場所によっても変わります。
子ども部屋に置く場合、一人のほうが集中できる子にはとてもいい環境といえますが、一人だと寂しいと感じる子の場合は、結局リビングに出てきてしまい、学習デスクが活用されないこともあります。
また、一人が平気でも、親の目が届かないとついつい遊んでしまう……という心配もあります。リビングに学習デスクを置くことには、親や兄弟姉妹がいるので安心して机に向かっていられるというメリットがあります。小学校にあがったからといって急に一人が平気になる子は少ないので、お子さんの性格によってはリビングに置く方がいいかもしれません。
兄弟姉妹でセット利用するか
年齢の近い兄弟姉妹がいるご家庭は、学習デスクを一緒に購入するかどうか迷った経験があるのではないでしょうか。一台ずつ購入するよりも、ツインデスクなどセットで購入したほうが費用を抑えられる場合があります。インテリアに統一感が出て、模様替えを何度もする手間も省けます。
ここで押さえるべきポイントは
- 将来的に独立した机にできるか
- 書棚などの買い足しはできるタイプか
- 何歳まで使う予定か
- どこに置くのか
- デスクをどう配置するのか(横並び、対面、コーナーなど)
です。
小さいころは並んで一緒に勉強していても、成長するにつれて独立した机がほしいというお子さんは多いです。性別が違えば、大きくなると部屋を分ける必要も出てきます。学習デスクは独立できるタイプを選ぶようにしましょう。
学年や学校があがるにつれて必要な参考書や資料は増えていきます。同じシリーズのラインナップに書棚やチェストがあるかどうかも確認しておくと安心です。
何歳まで使うのかを想定して、デスクのサイズ・デザインを決めましょう。リビングに置くのか、子ども部屋に置くのかもポイントのひとつです。
同じ部屋に兄弟姉妹のデスクを置く場合、配置の仕方も意外と重要です。横並びや対面の方が、相談もできて勉強がはかどる子もいますし、反対に、相手に背を向けていたほうが集中できる子もいます。お子さんの性格に合わせて配置してあげてください。
購入時ここにも注意したい!組立式かどうか?
学習デスクには「組立式」と「完成品」があります。組立式の方が安価ですが、DIYに自信のない人や、作業スペースを確保できない場合は完成品を選びましょう。組立ては、商品のお届けとあわせて業者に依頼できる場合もあります。費用の有無や金額を事前に確認しておきましょう。
デスクの占有スペースを節約したいなら、ベッドと一体型の学習机という選択肢も!
ベッドとデスクは、別々に置くと部屋の大部分を占めます。部屋の広さにゆとりがない場合には、デスクと一体型のベッドを購入するという選択肢もあります。
二段ベッドの一階部分がなく、代わりにデスクが設置されているベッドで、ロフトベッドの名称で販売されています。
ベッド一台分のスペースを確保すればいいので、部屋が狭く感じません。ふたつの家具をコンパクトに収められるのが最大のメリットですね。
近年では小学校からパソコンを扱うことが当たり前になってきています。学習デスクの幅を広くとり、勉強とパソコンそれぞれのスペースを確保しておくと効率的です。
ただ、ロフトベッドのデスクには要注意な点もあります。
たとえば、床からベッドまでの高さは150cmほどなので、体が成長すると、椅子から立ち上がったときにベッドの床板に頭をぶつけてしまうかもしれせん。床板が部屋の灯りをさえぎって、デスクで勉強や読書に集中できなくなる可能性もあります。
メリットとデメリットを十分に理解して、お子さんに最適な学習デスクを選んでください。
人気&おすすめの学習デスク・勉強机メーカー5選!
カリモク家具
日本の家具メーカーの代表格であるカリモク家具。すべてが国内生産、自社製品のみの販売です。その丁寧な作りのおかげで粗雑品がなく、安心して購入できます。どんな雰囲気の部屋にも合い、使い勝手が良く、触り心地も最高と、購入者からの評価がとても高いです。
人気の学習デスクは「Buona scelta(ボナシェルタ)」。2007年の発売以来、シンプルなデザインながらも収納スペースも確保でき、大人にも人気のシリーズです。
カリモク家具の学習デスクは、子どもの成長に合わせて高さを調整でき、オプションで収納を追加できます。小学生にも必需品になっているスマホやタブレットなどの充電が同時にできるよう、コンセントが6口も付いているタイプもあります。高価格帯の学習デスクに分類されますが、それだけ長く使えること、サポートサービスや3年保証に加えて修理対応が付いていることを考えれば、購入する価値は十分といえます。
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家具インテリア業界 Leader’s voice| track 04 カリモク家具
コイズミファニテック
学習デスクの国内シェア1位を誇ります。こちらも老舗メーカーなので、名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。コイズミの学習デスクの魅力のひとつに、組み替えパターンの豊富さがあります。部屋の広さやお子さんの好み、成長に合わせてさまざまな組み替えができます。コンパクトに収まるタイプから部屋のスペースを広々と使えるタイプまであるので、どんな部屋にも対応可能です。
代表的な商品は「ファリス」シリーズです。省スペースで、リビング学習の定番デスクと呼ばれています。飽きのこないデザインで、ふたり使いの組み合わせもできるので、兄弟での使用もおすすめです。
コイズミの学習デスクは収納力が高く、教科書や参考書が増えても置き所に困りません。デスクワゴンの天板が、デスクの高さと合うように引き上げられるものもあり、学習スペースを拡張できます。
また、コイズミはライトでも有名で、明るくて目に優しいデスクライトはお子さんの目を守ってくれます。
小島工芸
小島工芸は、ものづくりへのこだわりが強い、職人揃いの国産メーカーです。ひとつひとつ大切に、「一机入魂」の精神で学習デスクを製造しています。ホルムアルデヒドを一切使わない、体に優しい製品が特徴です。
代表的なデスクは、「日本の机 ポライト4点セット」。ワイド幅が90cmと100cmのものがあり、6口コンセントやタブレットスタンドなど、便利な機能が付いています。付属のベントレーやタブレットスタンドには、無償で名前を彫刻してくれる嬉しいサービスも。
小島工芸のデスクは天然木を使用し、角を丸く加工するなど、お子さんがケガをしないよう、安全性に配慮しています。さらに耐久性もあるので、「長く快適に使いたい」という方におすすめです。
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家具インテリア業界 Leader’s voice| track 03 小島工芸
浜本工芸
創業70年以上の家具メーカーで、ナラ材にこだわっています。「ベーシックデスクNo.09」シリーズは、ナラ無垢材をふんだんに使用した、自然の温もりを感じられる作りが魅力です。ベーシックなデザインながらも、収納力と耐久性があり、使いやすさにも定評があります。
浜本工芸の製品は、コストパフォーマンスにも優れています。見た目が美しく、高品質であるにもかかわらず、総合的に見て他社よりも値段が低め。安いから品質が良くないということではなく、機能性や見栄えにおいても妥協はありません。
サイドワゴンの引き出しはアリ組で、とても頑丈な作りをしており、50kg以上のものを載せても割れません。それでいて、開閉もスムーズです。天板の高さを調節できるのもポイントで、天板を最上段まで上げるとデスク本体と同じ高さになり、学習スペースが広がります。
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ニトリ
お値段以上でおなじみのニトリには、実にさまざまなタイプの学習デスクがあります。
一番人気は、ニトリオリジナルの「くみあわせですく」です。4分割できる本棚を自由にレイアウトできます。USBポートや2口コンセント、ライト用スイッチなど便利な機能も付いていて、使い勝手が良い、勉強しやすい環境が整っています。
そのほか、省スペースに使えるシステムベッドデスクや、木目が美しい天然木デスク、リビング学習用のデスクなどもあり、あらゆるニーズに対応しています。
システムベッドデスクは、ベッド下にチェスト、書棚、デスクを収納可能です。ベッドの宮には小物や目覚まし時計を置けるスペースがあります。デザインもかわいらしく、これから小学校へあがるお子さんにぴったりです。
ワゴンの持ち手と上棚の背板の色を変えられるので、幼いうちはカラーデスク、大人になったら木目調デスクと、成長に合わせてデスクの雰囲気を変えられます。
天然木デスクは、明るい色から暗めの色まで、お部屋の雰囲気に合わせて3つの色から選べます。
リビング学習用のデスクはシンプルで、大人も違和感なく使えるデザインです。リビングを狭く感じないような工夫もされています。
学習デスクをバ-ゲン価格で購入するならアウトレットイベントがおすすめ!
学習デスクは、長期間使用するものなので、失敗せずに購入したいですよね。だからこそ多くの商品を実際に見て触って、好みや使い勝手の良さ、耐久性、デザインを比較しましょう。学習デスクをバーゲン価格で購入するなら、アウトレットイベントをおすすめします。
Seiloo(セイルー)では、いろんなメーカーの学習デスクをまとめて比較できる、学習デスクに特化したイベントの情報も掲載されています。
Seilooからイベントに申込むと、成約したデスクの配送設置が無料になったり、デスクマットのプレゼントなど、さまざまな特典が付いてきます。イベント会場では商品について丁寧な説明があり、使用感もわかります。家具レイアウトの相談も無料です。
成約した商品は、最長6カ月間預かってくれます。引っ越し完了のタイミングや、入学直前の時期に届けてほしいという場合も、お気軽に足を運んでみましょう。