fw 海や南国を感じるインテリアと秋冬コーディネート対策

海や南国を感じるインテリアと秋冬コーディネート対策

「ビーチをイメージ」させるコーディネートにはテイストがいくつかある

青い海、白い砂、波の音を聞きながら冷えた飲み物を楽しむ。

そんな極上のリゾート気分を自宅で味わうことができたら、これ以上の贅沢はないでしょう。特に海がお好きな方にとっては、部屋のコーディネートも身近でビーチリゾートをイメージさせるインテリアは、根強い人気があります。

とは言え、ビーチリゾート風コーディネートといっても日本国内では沖縄であったり、アメリカではハワイやLAなどの西海岸、東南アジアであればタイのパタヤビーチやインドネシアのバリ島など、その場所場所で

雰囲気も違えばコーディネートのスタイルもさまざま。

そんなインテリアにおけるビーチリゾート風コーデの代表的なスタイルには

・沖縄スタイル
・ハワイアンスタイル
・バリ・アジアンスタイル
・西海岸スタイル
・地中海風インテリア

などが挙げられます。

それぞれのコーディネートスタイルの特徴については後述しますが、国や地域によりさまざまな個性があり、配置する家具の素材や色味もまったく異なりますが、共通して言えることは

海やビーチを感じることができる

という点は間違いないので、ビーチリゾートが好きな方なら、取り入れてみたい魅力的なコーディネート一つです。

まずは、各ビーチリゾート風コーディネートの特徴と、その仕上げ方からご紹介していきます。

 

さまざまなリゾートコーディネートの特徴と作り方

まず始めに、さまざまなビーチリゾート風コーディネートの代表的な種類とその特徴についてご紹介します。どのスタイルも地域や気候の特性に合わせた工夫が織り成されたトラディショナルな定番コーデでもありますので、しっかりとその伝統や特徴を理解することもコーディネート成功の一助となるでしょう。

ハワイアンスタイルのビーチリゾートコーデ

ハワイのビーチをイメージしているなら、青い海、白い空を思わせる、白、マリンブルーのソファやカーテンをコーデしたところにハワイアンキルトをカバーにしたり小物をアクセントに取り入れてはいかがでしょうか。

棚や壁にはヤシの木やプルメリアといったハワイならではのモチーフの小物や貝殻やサンゴを飾って、トロピカルでアロハな世界観を出していきます。観葉植物もいいですね。モンステラやクワズイモ、アレカヤシはハワイらしさ引き立ててくれます。またハワイは「レインボー・ステイト(虹の州)」の愛称があるくらい虹が多く見られることで有名で、車のナンバープレートも虹のモチーフです。虹のアイテムもハワイらしさを演出してくれます。

バリのアジアン風ビーチリゾートコーデ

バリのビーチであれば、赤やこげ茶といった色味のコーディネートを基本とし、木彫りやウォーターヒヤシンス、ラタンなどの植物を編んだ家具をチョイス。さらに熱帯の観葉植物を味付けにすることで、バリのビーチリゾートのイメージを再現できます。

また、ムードを盛り上げる間接照明を上手に使いましょう。ベッドに蚊帳を吊るのもいいですね。バリ島の花々を思わせるルームフレグランスやお香を上手に使うとよりインテリアが引き立ち、バリのコテージでバカンスしているような気分に。

西海岸風のビーチリゾートコーデ

西海岸は海岸線が長く、アートや音楽のカルチャーを発信している場所でもあるので、白や空色、ペパーミントグリーンをはじめとする乾いた質感の明るい色を基調にしましょう。

壁にアートを飾り、自転車やスケートボード、サーフボードなどのスポーツのアイテムをインテリアとして取り入れ、アメリカンな看板やヴィンテージのソファなどで缶ビールを片手にビーチを眺める昼下がりを演出してみてはいかがでしょうか。

地中海風ビーチリゾートコーデ

ヨーロッパのビーチリゾートである地中海なら、強い日差しにくっきりと輝く白い家々を思わせる、白と青のインテリアが基本になります。青を地中海の海のようなビビッドな濃い色に、また、地中海に咲く花やレモンを思わせるイエローを差し色に持ってくることで、地中海独特の雰囲気をかもし出すことができます。

タイルや素焼きの器を使ったり、チェストやラックに飾る小物は現地のガラス製品にするなどのこだわりもおすすめ。ダイニングにはキャンドルスタンドをコーデすると、さらに地中海ダイニングの気分が出ます。

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太陽や波の音をイメージさせるリゾート感満載コーデの作り方

コーディネートでリゾート感を出すポイントは、

海やビーチでリラックスしている姿がイメージできること

ビーチリゾートを意識したコーディネートは、家具やグッズのコーディネートの統一感はもちろん、「太陽や波、風の音」などを感じることができるような工夫を施すのがポイントです。特に

さんさんと照らされる日の光は重要なコンポーネント

となりますので、日の光を遮らないような家具のレイアウトも心がける必要があります。太陽光の入る窓を中心としたコーディネートやレイアウトを意識し、海をテーマにした大型のアートやタペストリー、窓にウインドチャイムやサンキャッチャーなどを飾ると、部屋の中にいても太陽や風を感じやすくなるでしょう。

基本的な家具の配置が済んだあとには、独自のアイデアとアレンジを楽しみましょう。ビーチをイメージさせるシェルやヒトデなどのオブジェを活用したり、波の音を連想させてくれるコーディネートを心がけると良いでしょう。

また、基本的な配色は海辺を連想させる、

エメラルドグリーンやオーシャンブルブルーとホワイトの組み合わせが定番

となりますが、地域による湿度や天候の違いから海の色味が違いますし、また海よりも山を神聖な場所とするバリ島のアジアンスタイルにおけるリゾートコーデの配色は海辺の色とは異なりますので、コーディネートを行なう前に目指すスタイルをしっかりと決めておくようにすると良いでしょう。

リゾート感溢れるコーディネートの要は、

その空間でリゾートを感じることができるか?

という点に尽きますので、部屋のコーディネートを仕上げる前に自分自身がビーチでリラックスしている場面をイメージできるかどうかをしっかりと見極めることが大切です。

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秋冬は太陽光を多く取り入れ、天然素材の家具で温かみを!

海や南国を感じるインテリアと秋冬コーディネート対策2

実は、ビーチリゾートインテリアは、四季のある日本ならではのちょっとした問題点が。
というのも、春夏は、ビーチリゾートを思わせるインテリアがしっくりくるのですが、真冬のさなかに、青い海、白い空を思わせる部屋には少々違和感を感じることがあるかもしれません。

「一年中夏が好き!」という方なら気にならないかもしれませんが、自分の家はホテルのリゾートとは違い日々を暮らすための場所。食事をしたり、テレビを見たりといった日常生活を送る時に、快適でくつろげる空間であることが大切ですが、ビーチスタイルのインテリアコーデに欠かせない白や青は人間の体感的に涼しさを感じさせる色。つまり、秋冬においてはともすれば寒々しさにつながってしまうんですね。

また、日本の冬ともなれば、家の中で鍋やおでんを食べたくなることもあるでしょう。そんなときも、いかにもハワイなインテリアの中で食べるよりは、ほっこりと温かさを感じる部屋で食べるほうが気分も出て美味しさを感じられそうです。

そこで、簡単な模様替えで日本の秋冬にもしっくりくるビーチコーディネートのヒントをお伝えします。

まず、家具を購入するときには、季節が変わるということも踏まえて天然素材を選ぶようにしてみましょう。

白や青といった爽やかな色味でコーディネートされることが多いビーチスタイルのインテリアで、アクリル、プラスチックという人工的な素材を多用すると、冬は涼しさを通り越して寒々しく感じられてしまいますので、メインの家具は天然素材にしてみましょう。ダイニングセットやサイドボード、チェストといった家具は大型で存在感がありますので、天然の木などを使ったものにしておくと、それだけで家の中がナチュラルな雰囲気になり自然な温かみが増します。

また、カーテンやテーブルクロス、ソファカバー、ラグなどを季節で模様替えしてみましょう。

赤やオレンジなどの暖色系の差し色を取り入れたり、夏にはパキッと明るい白を使っていたところにアイボリーや生成りなどのほん少し温かさのある色調のものに替えたり、同じ白でも質感を麻からウールなど起毛のある素材に変更することで、メインのインテリアがそのままでもぐっと温かいイメージに。ビーチリゾートを演出する小物はそのままで、サンセットのイメージを演出てみてもいいかもしれませんね。

いかがでしたか?ご自宅をビーチリゾートにして、南国気分を味わってくださいね!

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監修者情報

家具インテリア・寝具のWEBサイト「Seiloo」「SHOPNAVI」「MyGallery」などを運営する株式会社ヘヤゴトの編集長。家具のプロとして、皆様の生活に役立つ情報を発信しております。

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