リビングにおけるローテーブルとして今でも現役の「ちゃぶ台」
今の世代の人にとって「ちゃぶ台」という名称には馴染みがないかもしれませんが、大きな括りではリビングテーブルに属するちゃぶ台は、今でも根強い人気があるインテリアグッズのひとつです。多くの方が想像する「ち ゃぶ台」は、木目基調の丸型四本脚テーブルではないかと思いますが、近年では様々な形やデザインのロ ーテーブルや「ちゃぶ台」がリリースされており、その選択肢の裾野は非常に広がっております。元々、床に座るという文化が日本にしかなかったことで、「ちゃぶ台」のような家具は日本古来のものでしたが、近年では諸外国でもこうした文化が広がりつつあり、海外の著名家具デザイナーからも脚の短い簡易的なリビングテーブルが多くリリースされています。
「ちゃぶ台」と言えど、必ずしもそれを囲んであぐらをかいて座る必要はなく、ローテーブルとして配置するだけでもよく、インテリアコーディネートの一環として捉えることができます。どのような形が「ちゃぶ台」なのかという定義はありませんが、日本古来の考え方ですと、円盤型の食事用座卓で折り畳み可能な四本脚が特徴。狭い日本の部屋においては、食事の時にだけテーブルとして使用し、それ以外は脚を折りたたんで、壁や部屋の隅に収納しておくというのが「ちゃぶ台」です。現在販売されている「ちゃぶ台」の多くが、日本人の潜在的なイメージを反映した円形のものが多い傾向にありますが、ビーンズ型や三角形など、ユニークな形のものも多くありますので、ソファの形状に合わせて、マッチングの良さそうな形状を配置するのが良いでしょう。
現代風にアレンジされたカラフルな「ちゃぶ台」でコーデを楽しむ
海外のコーディネート例などを参考にしても、実は「これ、ちゃぶ台では?」と思うローテーブルは多数あります。日本人気質からすると「ちょっとひっくり返してみたい」と思うのが本音かもしれませんが、脚は折りたためなかったとしてもデザイン的には「ちゃぶ台」に似たデザインのローテーブルは多くコーディネートに使われているので、何ら違和感なくその他のコーデにマッチするでしょう。現代風にアレンジするとすれば、木目基調の「ちゃぶ台」ではなく、白や黒、ダークブラウンなどを基調とした天板のテーブルを配置すればモダンテイストな和スタイルの出来上がり!物足りなさを感じるようであれば、テーブルの下にはデザイン性の高いラグを敷くことで、「ちゃぶ台」の雰囲気を一気に変えることができるでしょう。
「ちゃぶ台」が持つ日本の伝統的なテイストを活かすもよし、上述のような洋スタイルに仕上げてもよし、汎用性が高い現代の「ちゃぶ台」は、決してひっくり返すのではなく、リビングの中心的なアイテムとしてコーディネートすると良いでしょう。
※掲載の商品は既に販売終了となっております。
あくまでインテリアコーディネートの参考としてご参照ください。