アンティーク調クラシックテーブルの魅力
近年、リビングや寝室のコーディネートとして人気が高まっているクラシックスタイル。
ゴージャスな装飾を施した木製テーブルやチェア、そして中世ヨーロッパの貴族を想起させる凝ったデザインの布地が使われたソファなど、クラシック調を意識したコーディネートは、様々な国の文化や時代背景があるため、非常に奥が深いという特徴があります。
ただ、クラシック調の家具というとアンティーク物を揃えなければならないというイメージが先行し、トータルでコーディネートするにはちょっと予算オーバー・・・また、部屋の広さにもクラシックスタイルが合わないと諦めてしまう方も多いのが実情です。
実際にクラシックスタイルだからといって、アンティーク家具で揃えなければならないということはありませんし、最近では現代風にアレンジされたアンティーク調のチェアやテーブルも、比較的リーズナブルな価格帯でプロダクトされておりますので、積極的にクラシックスタイルのコーディネートにチャレンジしてみて欲しいと思います。
そんなクラシックコーデの初心者にオススメしたいのが、ひとつ置くだけでその存在感をおおいに発揮できる
クラシック調のリビングテーブル
です。
リビングテーブルは、その名の通りリビングの中心に置かれるテーブルで、センターテーブルやローテーブルとも呼ばれる、皆がくつろぐリビングルームの中心的存在となるアイテムです。リビングテーブルと言うと、ソファありきで選んでいた方も多いかもしれませんが、リビングテーブルだけでも十分にクラシック感を演出することは可能です。
今回の記事では、このクラシック調のリビングテーブルの魅力と選び方についてご紹介していきます。
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リビングテーブルの基本はソファのテイストに合わせる
ひと言で「クラシック調」と言っても、英国風やヨーロッパ風など、家具メーカーや国によって家具のテイストから装飾まで様々な種類があります。また、最近では豪華な装飾がないクラシック調の家具も人気で、シンプルモダンといったテーマに即した、簡易的でも洗練されたクラシック家具も豊富にラインナップされています。
クラシック調のリビングテーブルを選ぶ場合、デザイン的な違いはお好みの部分によりますので、雰囲気が気に入ったアイテムを選べば良いのですが、やはりリビングにおいてはソファとセットで考えた方が、コーディネートのテーマも統一しやすいです。
もちろん統一感が出るほど、お部屋全体のエレガンスさが増します!
過去記事「アンティークソファを買う前に知っておくべき事」でもご紹介したように、ソファとテーブルで統一感を持たせれば、リビング全体にも統一感が出ますので、テーブルの雰囲気にあったソファの購入も事前に想定しておいた方が良いでしょう。
また、テーブル選びの際には、選ぶソファによってテーブルの高さや膝元のスペースなども考慮する必要があります。テーブルとソファの間にどの程度空間を作れば良いか?そしてそのスペースを空けるためのお部屋のレイアウトも考える必要がありますので、テーブル選びと言ってもそう単純ではありません。
機能性も損なわないよう、テーブルとソファの組み合わせを考慮するようにしましょう。
クラシックすぎない?!モダンクラシックのテーブルコーデ
上記のように、クラシックスタイルと言っても英国風やフランス、イタリアンテイストなど、国によってデザインのテイストは異なるため、エレガントなリビングに仕上げるためには、英国風なら英国家具で統一する、イタリア風ならイタリア家具で統一する、という点を心掛けておくと良いでしょう。
本格的なクラシックインテリアを目指すなら、やはり古い昔ながらの装飾が施された本場のアンティーク家具で揃えるのが理想ですが、敷居が高いのも事実。そんな方にオススメなのが、現代風にアレンジされたクラシカルなリビングテーブルを使ったコーディネートです。
クラシカルなテーブルと言うと、
・重厚感のあるフォルム
・装飾が施された脚
・深みのあるウッド素材 などなど
上記のようなイメージをお持ちの方が多い傾向にありますが、近年ではバラスターレッグやボビンターニングレッグのような脚の装飾がなく、逆にテーブルの天板に大理石を用いたり、ガラス素材の天板を用いたテーブルなども多く、モダンテイストのクラシックインテリアとして採用されています。
ソファとの組み合わせ方にもよりますが、ある程度重厚感のある本革製のソファを配置する場合、リビングテーブルにも重厚感を持たせると窮屈な印象になりますので、テーブルに存在感を与えたい場合は、モケットやファブリックなどのソファと組み合わせると、程よくクラシカルにまとまりやすくなります。
フローリングの色味などにも左右されますが、モダンクラシックなテーブルの基本である、脚がウッド素材でありデザインの主張が強すぎないものの存在感がある、というアイテムを選べば、テーマから大きく外れることはないでしょう。
ぜひ、自分の世界観でオリジナルのクラシックコーデにチャレンジしてみてください。
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