ピアノのブログ技術力世界一!日本が誇る国産ピアノメーカー 公開日:2019/08/26 最終更新日:2019/08/26

技術力世界一!日本が誇る国産ピアノメーカー

ピアノ選びを考える際に気になるのが『どのメーカーを買えばいいとかってある?』ということ。
電化製品や化粧品でも、いわゆる『メーカー買い』をする層がいます。
同じ業界のメーカーでも、メーカー毎に様々な特徴がありますよね。価格が安い、品質が良い、デザインがオシャレなど、『こんなものが欲しい!』という理想に合わせると自然とメーカーが揃っているなんてことも。
ピアノに関してはどうなんでしょうか。
実はピアノでもメーカー毎の特色があります。音やデザイン、価格といった部分の違いがありますので、特に今回は国産のメーカーについてまとめてみました。

日本でのピアノの歴史

西洋楽器であるピアノが日本へ伝わってきたのは江戸時代のこと。
ドイツ人によって長崎の出島へ持ち込まれたのが始まりと言われています。ちなみにこのピアノは現存しており、山口県萩市に展示されているそう。
その後、日本国産のピアノが登場するのは1900年ごろ。現ヤマハである日本楽器製造が開発しました。ヤマハの創設者である山葉寅楠はピアノの製作開始より前にはオルガンの生産で日本楽器製造を設立。国産ピアノは当時の山葉寅楠氏の右腕、現カワイ創設者の河合小市によって初めて完成したようです。
その後日本楽器製造は順調に成長し、途中で河合小市氏が独立して現カワイである河合楽器研究所を設立したりといった流れで日本でのピアノ生産は盛り上がります。
第二次世界大戦ではピアノの生産工場も軍需品の生産に回され、鉄も使用できなかったためピアノの生産はストップし大打撃を受けます。しかし戦後に復興すると、学校教育でのピアノ導入や高度経済成長の後押しもあり、ピアノは日本全国に浸透しました。
戦後日本の成長を支える一端を担ったピアノメーカーを紹介していきます。

ヤマハ

言わずと知れた知名度ナンバーワンのメーカー。
ヤマハのピアノは日本どころか世界でのシェアナンバーワンです。
オルガンの生産で有名になり、1897年に前身の日本楽器製造を設立した山葉寅楠氏。
弟子入りした河合小市氏とともにピアノを研究し、1900年に史上初の国産アップライトピアノを完成させ、その2年後には同じく史上初の国産グランドピアノを完成させました。
戦時中は楽器が作れなくなり、代わりに軍の要請で戦闘機用のプロペラを生産しました。
戦後は再び楽器製造を開始。ピアノだけでなく多くの楽器生産しましたが、ピアノにおいては国内トップシェア、現在では世界規模でもトップのシェアを誇ります。
ヤマハ製のピアノは家庭や音楽教室への流通でだけでなく、ピアノコンクールでもあのスタインウェイに次いで使用されています。

カワイ(河合楽器製作所)

創設者は河合小市氏。山葉寅楠氏とともに国産ピアノを作り上げた河合氏が独立して立ち上げたメーカーです。
こちらも今や世界的な楽器メーカーとなっており、国内でのピアノシェアではヤマハに次いで2位、その比率は長らくヤマハが6割・カワイが4割となっています。
カワイはピアノの素材として古くから使われてきた木材だけでなく、ABS樹脂といった新たな素材を使用したピアノを積極的に開発しています。

東洋ピアノ製造

東洋ピアノはヤマハ・カワイで学んだ石川隆巳氏が立ち上げたピアノメーカーです。
有名なAPOLLO(アポロ)ピアノは、創業者の石川氏が自ら設計したピアノ。
大量生産を得意とするヤマハやカワイとは方向性が異なり、匠の技を活かした高品質製品に力を入れています。

他にもいろいろ!国産のピアノメーカー

現在も存在する日本の有名メーカーは以上の3社ですが、日本にはまだまだピアノの製造を手掛けているメーカーが存在し、多くは大手メーカーからのOEMでの製造などを手掛けています。
高い技術力を誇る職人さんたちが日本のピアノや楽器産業を支えているんですね。

日本の技術が生んだ『黒塗り』のピアノ

ピアノといえば、あの独特の光沢をもった黒をイメージする方が多いんじゃないでしょうか。
今ではああいった塗り方を『ピアノ塗り』なんて表現することもあるくらいにはピアノの色として定着しています。
実はあの黒は、かつて日本人がピアノを生産する際に漆(うるし。おせちの重箱とかのアレです)塗りにしたことが発祥なんです。
それまで木目調が主流だったピアノ。しかし木目調に仕上げる際には木目を合わせたりといった余計な手間が発生してしまいます。
当時の日本では、高級品の定番の塗装として漆が採用されていました。ピアノももちろん高級品ですから、漆を塗っても不思議ではありません。
しかも漆はその特性上湿気に強く、多湿の日本でピアノを使用するにはうってつけの塗装だったのです。
しかも西洋の王侯貴族には、過去に漆塗りに魅了されて大流行したという文化的土台もありました。
こうして日本で生まれた黒いピアノは、世界標準となったのです。

海外の文化と思われがちなピアノ。
しかしその歴史をたどってみると、その文化形成には日本も深く関係していることが分かります。
今や日本人とは切っても切れない関係にあるピアノ。
そのピアノに触れ、購入する機会にぜひ足を運んでみては?

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