岐阜県関市は七百有余年の伝統を誇る刃物の町として有名で、刃物の出荷額で日本一を誇ります。毎年10月に刃物の町の発展を祈念するイベントとして〝刃物まつり”が開催され、多くの人で賑わいを見せています。また関市内を流れる清流長良川では一千有余年の歴史をもつ伝統漁法である小瀬鵜飼が行われており、長良川の鵜飼漁の技術は国の重要無形民俗文化財指定されました。 杉山製作所はそんな歴史や伝統が息づく街で生まれました。

1962年に創業設立された杉山製作所は“鉄の可能性”を企業理念とし、鉄の加工・溶接を専門に培い、自動車部品・列車車両部品などの製作を行なってきました。〝誇りを持てるモノづくり〟〝人々の暮らしの中で生きるモノづくり〟を目指し、家具だけでなくインテリア雑貨から店舗什器やアイアン建材まで多岐にわたり手掛けてきました。
杉山製作所が作る鉄家具ブランドは6種類からなり、ソファやテーブル、椅子の脚にアイアンを用いて作られた家具はどれも重厚感があり、スタイリッシュな雰囲気を醸し出しています。古材を用いて作られている「FACT」シリーズは、古材ならではの木の温かみと鉄のシンプルさが相まって存在感が抜群です。
また家具だけでなく「Fe」シリーズではアイアンを用いたボックスやウォールインテリアなどのアイテムを展開しており、ディスプレイ雑貨としても鉄素材を楽しむことができます。
ショールームでは各シリーズの家具製品だけでなくミラーやウォールデコ、眼鏡スタンドなどのインテリアアクセサリーも展示しています。キッチンやダイニングシーンだけでなくアイアン家具を用いたサニタリースペースは見る価値あり。「鉄家具と暮らす」を体感できるショールームになっています。

ショールームは杉山製作所に隣接しており、平日のみの営業です。鉄素材を巧みに操り、職人が手作業で製作した繊細なアイアンアイテムが広がる空間でお気に入りに一品を見つけてください。