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福岡県 大川市大川家具

大川家具

福岡県の南西部に位置し、佐賀県との県境にある大川市は、室町時代の後期以降500年近い歴史を誇る家具のまち。大川家具の生産量は日本一を誇ります。

昔から、有明海に通じる交通の要衝として栄えた大川に、船の製造や修理をする船大工が多く住んでいたのが、大川家具の始まりと言われています。

大川家具は、明治時代に出来た衣装箪笥「榎津箪笥」や、戦後にヒットした「引き手なしタンス」をはじめ、デザイン性が高い「引き出し家具」が特に有名。
タンスの引き出しを閉めると、別の引き出しが「ポン!」と飛び出す気密性の高さも、大川家具の引き出し家具の特長です。

現在、大川市では「職人MADE」というキャッチフレーズのもと、大川家具を全国的にPR中。最近では、PRの一環として製作した「ネコ家具」が一躍人気に。PR動画は1か月で40万回以上再生され「ネコのためのソファやベッドが何ともかわいい!」「人間用かと見間違うほどのハイクオリティ!」と世界中で話題になり、注文が殺到しました。
また、大川市のふるさと納税の返礼品としても家具が人気です。

2017年からは、大川家具を世界に発信するOKAWA1536プロジェクトがスタート。ロサンゼルスで行われたグラミー賞授賞式の公式ギフトラウンジでは、大川の技術の粋を集めた茶室「MUJOAN-OKAWA1536-」が披露され、多くの海外セレブから注目を浴びました。

伝統を受け継ぎながらも、様々なクリエイターと職人とのコラボレーションをするなど、常に新しいチャレンジを続ける大川家具。世界有数のインテリア産業都市を目指して、現在も発展し続けています。

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