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大分県 日田市日田家具

日田家具

日田市は、九州は大分県の北西部に位置する、山々に囲まれた自然豊かな土地です。熊本県と福岡県の県境に接しています。明治後半から市周囲の山間部で林業が栄え、なかでも「日田杉」を用いた下駄作りや漆器などの木工業が盛んになりました。

日田市にはソファやテーブル、椅子など、いわゆる「脚物家具」を作っている家具メーカーが多く存在します。従来からの製造技術を基盤として、太平洋戦争後に食堂用の丸椅子と地元の雑木を使って飯台(食事の台)などの生産をしたのが始まりです。その後、生活様式の洋風化に伴い、リビングセットやダイニングセットをメインとする家具産地が形成されていきました。

日田家具のメーカーは、杉をはじめ木材の乾燥設備とノウハウと、ソファ張りの高い技術を持つアサヒ。ソファひと筋60年、社内一貫生産と完全受注生産により、納期・品質双方の顧客満足度を高める新象。収納家具や流し台を製造する傍ら、学童椅子や滑り台などの杉商品も手がける青栁インテリアなどが有名です。

日田家具工業会では、日田の家具メーカーの職人からなる「日田家具衆(ひたかぐら)」を結成。次世代を担う若人衆が、日本の家具業界の発展と成熟を目的に活動しています。 日田家具工業会の理事長を務める、アサヒの小埜潤一朗専務との対談はコチラ

ちなみにお隣の福岡県にはタンスなど「箱物家具」の製造で知られる大川市があり、脚物の日田、箱物の大川と、全国的にもめずらしい家具生産の一大集積地となっています。

大川家具についてはコチラ

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