佐賀県と言えば、日本で初めて作られたと言われている磁器、「有田焼」で有名な地。また、九州を代表する筑後川には全長５０７メートルにも及ぶ筑後川昇開橋がかかり、東洋一の鉄橋とも呼ばれ、重要文化財に指定されています。歴史や自然の長閑な情緒が溢れる佐賀県の諸富町に製作所と展示スペースを設ける志岐家具製作所は、JR佐賀駅から車を２０分ほど走らせると見えてきます。

家具の町、大川で１９４６年に創業した７０年以上の歴史を持つ志岐家具ですが、大それた工場を構えることなく、むしろあえて小さな工房で、現在も５人という小人数で家具の制作を一から行なっています。小さな家具工房だからこそ実現できるキメ細かな作業とクオリティの高い仕事、そして志岐家具ならではのオリジナルデザインが折り重なり、繊細かつデザイン性の高い家具製品が日々つくられています。

そんな志岐家具製作所の中に展示スペースとして一般公開されているsimms（シムス）ショールーム。過去これまでに何度もグッドデザイン賞を受賞してきているだけあって、デザイン性の高いチェストやテレビボードなどが存在感を放っています。また、無垢材を使用した家具に石鹸で仕上げをするソープフィニッシュ方法や、自然塗料にこだわった加工など、ただ単にデザイン性に優れているだけでなく、エコ家具がメインとなっているところも志岐家具の魅力です。
シンプルでモダンな雰囲気に表情豊かな無垢材の木の風合い。そこに加わる志岐家具の高いデザイン性。シムスショールームでは、そんな志岐家具の魅力が想像以上に体感できるはずです。