広島県府中市は日本一を誇る工業製品が多数ある「ものづくりの町」といわれており、府中家具や繊維製品、旋盤用パワーなど数々の産業が街を支えています。その府中市に位置するのが松創のショールームです。

松創は日本を代表する国産老舗家具メーカーのひとつで、日本の伝統技術「指物」の技術を活かした高級婚礼家具を製造しています。和の技術を極めた家具づくりが特徴的で、銘木と呼ばれる希少価値の高い素材を使用し、素材選びから製造まで全工程を自社で一貫製作しています。
本社工場の2階にあるショールームでは、木の大理石とも呼ばれるバーズアイメープルを使用したメープル家具のコーナーやモダン仏壇、桐たんすや和たんす、京漆シリーズなど匠の技術をふんだんに施したアイテムが展示されています。
なかでも黒檀、メープル、マドローナなど厳選した素材を用いたジュエリーケースのコーナーは必見。デザイナーの倉本仁やスウェーデンのデザインチームClaesson Koivisto Rune（クラーソン・コイヴィスト・ルーネ）、フィンランドのデザインスタジオHarri Koskinen（ハッリ・コスキネン）らと立ち上げた新しい家具ブランド「MEETEE（ミーティー）」のチェアやテーブルも見応えたっぷりです。
工場見学も受け付けており、こだわりの家具づくりの現場を直接見ることができます。一貫生産から生み出された美しい製品たちはさながら美術工芸品のよう。

ショールームへはJR福塩線の高木駅より徒歩8分。来場の際は事前に電話でご予約を。