wood_type インテリアに馴染む木材の種類と家具の経年変化の違い

インテリアに馴染む木材の種類と家具の経年変化の違い

家具に使われる主な木材の種類と特徴

あなたは家具を選ぶ際、何を基準に決めていますか?
見た目のデザインでしょうか。それとも価格で決めていますか?

実は、家具を選ぶときにデザインや価格以上に重要してほしいのは「素材」です。
なぜなら、どのような素材を選んでいるかで、家具の耐久性、寿命、そしてメンテナンスの方法が変わってくるからです。

家具の素材の中でも、木材は多く使われています。たくさん種類があり、その特徴もさまざま。特に木材の家具の特徴としては経年で変化する点がありますが、どの木材を選んだかで、インテリアに馴染むかどうかも決まりますし、見た目はもちろん、用途、耐久性や日々のお手入れも違います。
せっかく毎日使う家具を選ぶのですから、木材にもこだわれば、用途に合ったぴったりな家具が見つかります。そして、買った後も、この家具を買って良かったと思えるはず。
今回は、よく家具で使われる木材の種類や特徴から、インテリアとの馴染み具合、また経年変化も分かりやすくご紹介していきます。ぜひ、家具選びの参考にしてみてくださいね。

まず、木材は大きく分けて2種類に分けられます。

・針葉樹:ヒノキ・パイン・スギなど
・広葉樹:ウォールナット、チーク、ケヤキなど

広葉樹とは葉が広く平べったい形をしている樹木であり、針葉樹とは名前の通りなのですが、葉が針のように細かくとがった形の木です。下記の表は木材の特性をまとめたものとなります。

 

重厚感 耐久性 加工性 耐水性 コスパ※
ヒノキ
パイン
ウォールナット
チーク
ケヤキ
オーク(ナラ)

(※コスパは無垢材使用参照)

 

代表的な木材とインテリアとのマッチング、経年変化について見ていきましょう。

ヒノキ

特徴)水に強く、除湿効果がある。香りがよく、消臭・殺菌効果がある。
ヒノキ風呂・ヒノキのまな板・幼児向け玩具など、身近なものに利用されることが多い木材。耐久性に優れており、速乾性があって硬すぎない加工しやすい材質であることが特徴です。また、殺菌効果があるともいわれており、国内の針葉樹の中では最も良材であるとも称されています。
寺の建築などにも多く利用されており、見た目や香りなどの点からも優良材としても重宝されています。
和のインテリアには欠かせないヒノキですが、加工の仕方やデザインによってはモダンインテリア、北欧系のインテリアにもよくなじみます。時間が経つほどに黄色味を帯びた飴色に。ツヤも増していきます。

パイン

特徴)柔らかくコスパが良いため、DIYに最適。デザイン豊富。
パイン材はマツの木のことです。ナチュラルな木材であることが特徴のため、好き嫌いも多いかもしれません。
枝の出た後である「節」があり、そこから黒くなってしまったり、穴が開いてしまったりというデメリットもありますが、天然らしさがカントリー調の家具に愛用されることが多いです。テーブルや食器にもよく利用されています。
ナチュラルなインテリアにはとても馴染むパイン材。塗装によってはシャビーシック、ブルックリンスタイルなどのインテリアにも向きます。油分を多く含んでいるため時間が経つと濃い色に変化していきます。

ウォールナット

特徴)高級感がある。ヴィンテージ調との相性が良い。
日本でも一般的になってきたウォールナット。高級感もあり、比較的安価に手に入るので、ご家庭の家具にも1つは使われている木材ではないでしょうか。強度があるのに見た目も美しいため、楽器などにもよく利用されています。
ウォールナットはマホガニー、チークと並び「世界三大銘木」と呼ばれる人気の木材です。
重厚でクラシックなインテリア、ヴィンテージ感のあるインテリア、男前インテリアにもおすすめ。使い込むほどにツヤを帯び、黒褐色だった色味が時間の経過で明るくなっていくのが特徴。

チーク

特徴)水に強く、腐りにくい。古材として親しまれる。
油分が多く含まれているために、耐水性・強い耐久性を持ち、フローリングや豪華客船などの木材として利用されています。古くから現在まで、加工技術の変化により世界各国で愛されてきた木材であり、価値ある木材として今でも評価されています。
北欧インテリアに特に馴染みのいい黄色味のあるウッド色。経年の変化で深みとツヤをましていきます。使い込まれて美しいチーク材の家具は、北欧のアンティーク家具で見つけることができますよ。

オーク

特徴)強靭な強度。長年使い続ける家具に最適。

オークとはナラの木であり、小さい頃に遊んだどんぐりの木といえば分かりやすいでしょうか。
ナラの木の一種であるミズナラはウィスキー醸造の樽としても利用されている程、強靭な強度を兼ね備えています。木目が細かく、美しい見た目からソファなど大型家具の木材にも適しています。
もっとも古くから家具として使われてきたといわれるのがオーク。あらゆる色調があり、木目もさまざまなタイプがあり、耐久性のわりに細工しやすいという特長から、いろいろな家具として加工されています。インテリアを選びません。経年の変化は少し色が深くなります。

ケヤキ

特徴)加工が難しい高級木材。つや感・耐久性に優れている。
日本で高級木材といえばケヤキ。
ケヤキはさまざまな建築木材として使われてきているため、目にする機会も多いのではないでしょうか。1本1本違う顔を持つケヤキは、つや感もあり観賞価値として値します。ただし、加工するにはひと手間かかるというデメリットがあるため、プロが丹精込めて作った「世界にひとつだけのけやき家具」を選ぶと良いでしょう。
ケヤキの木をそのまま生かした一枚板のテーブルなどが映えるインテリアがおすすめ。センスを生かした自由なコーディネートをしてみましょう。つやと深みが増していく経年の変化も楽しめますよ。

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高級天然無垢材ほど経年変化の影響を受けやすい?

そもそも、無垢材とは

伐採した木を乾燥・成形したもの

であり、建築には耐久性的にも無垢材が使われることの方が多いのですが、やはり天然の木なので、空気中の水分を吸収・放出しています。それが原因でゆがみやヒビなどの影響を受けやすくなってしまいます。

なお、家具においての経年変化の影響とは、

色味の変化

といわれ、樹種や塗装の種類により変化が異なりますが、光に含まれる紫外線と塗装により、色味が濃くなったり、色あせたり、木目の濃さが変化したりします。

たとえば塗装の違いを比較すると、オイル塗装とウレタン塗装の場合では、オイル塗装の方が変色しやすいとされます。その原因は、オイル自体が濃色に変化する特性を持つためです。このことから、木材の色の変化との相乗作用により、より色が変化するのです。

また、ウレタン塗装の場合は、オイル塗装よりも変化しにくいものの紫外線の影響を受けやすく、黄色く変化しやすい傾向にあります。

以上のことから、無垢材の家具を選ぶときには、木材だけでなく塗装にも注目しましょう。

高級な天然無垢材の家具は、このような経年変化の影響が出てしまうものですが、100年超えたアンティーク家具が愛されているように、その色の変化は「無垢材を利用する良さのひとつ」です。経年変化も成長の証。そんな木の成長を感じながら生活してみてください。

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末永く使うほどに深みが増す風合いの変化を楽しもう

インテリアに馴染む木材の種類と家具の経年変化の違い2

たくさん使い込めば味が出てくる革製品のように、木材にも木目や色味の変化が出てきます。今までに述べてきた通り、木は呼吸をしているために年々変化していきます。材質に合ったお手入れでしっかり面倒をみてあげてください。きっと変化も楽しめるはずです。

樹種により色味の変化が異なりますので、樹種ごとの変化の特長をご紹介します。

・ヒノキ
白っぽい色味のヒノキはあめ色に変色していき、味わいや風合いが出てきます。

・パイン
明るい白木が特徴のパインはあめ色に変色していき、落ち着いた雰囲気になります。

・ウォールナット
色味の濃い紫がかったダークブラウンは、色が薄くなり、赤みが増して明るいブラウンに変色します。

・チーク
木目の色があめ色のように濃く変色していきます。黒い筋のようなシミはオイル成分によるもので、時間がたつことにより蒸発していきます。

・オーク
ナチュラルな色味が若干強くなり、色味の濃さと深みが増していきます。

・ケヤキ
オレンジがかった色味や金色に近い色味などさまざまなケヤキは、赤みが濃くなり朱色やこげ茶色にまで変化します。木目やツヤも魅力的です。

いかがでしたでしょうか?
色々な木材の特徴が知って、ぜひ用途に合ったこだわりの木材で作られた家具を選んでみてください。
きっと末永く愛用できる家具へ変わっていくはずです。

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