reverse-procedure 最初に家具ありきの逆手順コーディネートテクニック

順序立てて家具を配置していくことが失敗しないコーディネート?!

これまでの記事でもご紹介してきたように、その住まいの玄関ともなるリビングにおいては、お客様を招き入れる最初の部屋ということもあり、インテリアコーディネートにも一番力が入る空間です。リビングコーデにおいては、ソファ・テーブル・テレビボード(サイドボード)が三種の神器的な役割を果たし、それらをベースに様々な箇所に個々人の自由な発想と感性でエッセンスを加えることで、リビングコーディネートが完成します。特にソファまわりにおいては、ラグを敷くだけでも雰囲気はガラリと変わりますし、照明ひとつ取っても、その形状ひとつで様々な表情を見せるのがリビングではありますので、自身で実現したいインテリアコーディネートのテーマをしっかり決めて、順序立てて家具を配置していくことが、失敗しないコーディネートのコツと言 っても過言ではありません。

リビングに配置する家具においては、ショールームなどで既にリビングセットとして販売されているケースも多いのですが、やはりソファならソファ、リビングテーブルならリビングテーブルと、やはり自分好みの製品を探すこともまたインテリアコーディネートの醍醐味ではありますので、予算や時間が許す限り、心奪われる商品に出会えるまで、たくさんの商品を見て学ぶことをオススメいたします。特にソファにおいては、一度購入すれば数年以上は使い続けるもの。そう頻繁に買い替えするようなものでもありませんので、コーディネートという観点においては、様々なスタイルのコーディネートでも違和感のないような、できる限り汎用性の高いソフ ァを選びたいのが本音です。

家具一つひとつの魅力を最大限に引き立たせるコーディネート手法

当サイト「家具のまとまりテクニック」でも様々なコーディネートテクニックをご紹介しておりますが、コーディネートの基本は部屋全体のまとまり感を重視することが大切で、そうすることで初心者の方でも無難に、かつ満足度の高いコーディネートを楽しむことができます。一方、無難にまとめるコーディネートとはまた違ったアプローチで、その家具一つひとつの存在感や魅力を引き立たせるコーディネートもまた魅力的な空間に仕上げることができます。極端な例では、敢えてまとまらないような家具を配置したり、色味に変化を加えることで、家具の存在感を一層前面に出し、新たな魅力を見出すようなインテリアコーディネートで、部屋ありきではなく、家具ありきの空間を演出することにあります。

例えば、掲載写真のようなキャメル色のソファ。
その重厚感や存在感は改めて説明の必要はなく、一目見ただけでも非常に上質な座り心地が想像できるのではないかと思いますが、それゆえに敢えてこのソファをインテリアの主役し、その周りの家具やインテリアを従属的な存在にすることで部屋全体の雰囲気を醸成していくコーディネートです。もう一つ例えますと、北欧ソファに多い真っ赤なカウチソファなどもそれに近しいものがあります。指し色的なワンポイントというほど控えめでもなく、そのソファひとつでお部屋の雰囲気を支配してしまうようなコーディネートは、まとまり感を敢えて出さないことはもちろん、とは言え落ち着かないような雰囲気でもない、という微妙な組み合わせと経験やテクニックが必要です。

あくまで主役となる中心的家具は上質のものを配置する!

掲載写真のように、パッと目に飛び込んでくるカラーは、その空間の中で一番自慢したいアイテムに絞り、他に目立つ色を使った家具やアイテムを配置しないことで、その自慢したい家具の存在感が一層引き立ちます。くれぐれも気を付けたいのが、同じ空間で使う色味や 3~4色程度に留め、反対色などをあまり用いないことがポイント。仮にソファを主役にしたい場合は、それなりに良質で高価なソファを配置しないと、他のコーディネートも安っぽく見えてしまいますので、その点はご自身のお財布とよく相談して決めるようにしましょう。

※掲載の商品は既に販売終了となっております。
あくまでインテリアコーディネートの参考としてご参照ください。

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